アイドルファンが握手会に繰り返し足を運ぶ目的のひとつに「認識されたい」というものがあるようで、要は有象無象のファンの群れの中で固体識別されたいということだ。コンサート中に文字の書かれたボードを掲げるなどの手段でレス(ステージ上にいるアイドルから客席にいる個人へのリアクション)を求めるなど、一部のファンにとって認識されることはとても重要であるらしい。で、認識されてどうなりたいのかというと、次のステップは特になかったりする。強いていうなら「もっと認識されたい」とかになるのだろう。もちろん、アイドルと交際することを最終目標に掲げている人もおるかもしれんが、それはおそらく少数派だ。アイドルがファンと交際する例はゼロではないにしても、流石に握手と筆談だけをきっかけに交際が始まったという話は聞いたことがない。恋愛に至る道を模索するならあまり良い選択とは言えないだろう。 アイドル以外の話だと、ストーカー