本来、ツナ缶は原材料としてビンナガマグロやキハダマグロが主に利用されるが、最近はマグロの価格が上昇しつつあるため、カツオの身で代用した缶詰も大量に製造・消費されている。いずれにせよ、これらの魚にはタンパク質やDHA、EPAなどの栄養成分が含まれており、ツナ缶にもその栄養が含まれている。タンパク質を構成するアミノ酸には旨みのもとになるものもあり、ツナが浸かっている油にも溶け込んでいる。DHAやEPAは血液をサラサラにしてくれる働きがある脂肪酸であり、ツナ缶を油ごと使えば、これらも一緒に摂取することができるのだ。 日本で初めてツナ缶が作られたのは昭和4年のことらしい。本来は植物油に浸けたものだが、ヘルシー志向の時代の流れとともに、いまではノンオイルタイプの水煮缶も売られている。カロリーコントロール中の人や脂質制限が必要な人は、カロリーの低い水煮タイプを使うことをおすすめする。 とはいえ、カロリ