出典:「人形の国 」2巻P.50 より 「装填弾切替、空気」 このようなデザイン文字がフォント化されるのは珍しい。作者ご自身が監修し、創業100年をを迎えた老舗書体メーカーであるイワタさんからリリースされる。一般に正しいとされる字体・字形とは異なるデザインの書体を見慣れることで、私たちの文字の形への認識も変化しうるのではないかと思い、本ブログで取り上げようと思った次第である。 この記事(前・後編で)では、弐瓶勉氏の文字デザインを味わいつつ、書体化の過程でどのようにルール化して、全体のデザインに波及させていったのかを見てゆきたいと思う。原典をいかしつつ、おそらく発生する(ルールが)衝突する部分をどのように解決してゆくのかなどを見てゆきたい。 ご注意:弐瓶勉氏は、漢字改良を目指している訳ではありません。 早速、イワタ製フォントを見たいところではあるが、やはりもとの作品に登場する文字デザインを知