まずは、自分の会社の定例会議を思い出してみてほしい。 「責任追及の場になっている」 「資料作りと状況共有だけに重点が置かれ、会議のための会議になっている」 「発言しにくい空気がある」 「建前ばかりが飛び交い、本音は会議が終わった後に批判の形で噴出する」 これらに心当たりがあり、こういう会議のみならあなたの会社は要注意である。 ■会議の光景は「その会社の会話の鏡」 『みんなが自分で考えはじめる 「15分ミーティング」のすごい効果』(日本実業出版社刊)の著者、矢本治氏によると、会議の光景は「その会社の会話の鏡」。 つまり、会社の業績や調子だけではない、上下関係や会社の風土までが会議には反映されるというわけだ。上記のような会議が繰り返される会社があるとしたら、その空気は閉鎖的で、抑圧的で、居心地の悪いものだろう。 では、業績好調で、強烈な推進力で事業を推し進める組織では、どのような話し合いや会議