“兄弟ボクサー”といえば、前世界バンタム級4団体統一王者の兄・井上尚弥(30)と、先頃WBA同級王者になった弟・拓真(27)が真っ先に思い浮かぶが、少し前は亀田3兄弟がダントツで有名だった。長兄・興毅と次兄・大毅は引退したが、末弟・和毅(ともき・31)は現役だ。 【写真を見る】ますます二人の兄に似てきた? 公開練習を行う亀田和毅 そしていま、尚弥と和毅は同じスーパーバンタム級に籍を置いている。 「当初は、この二人が拳を交える可能性は皆無と思われていました」 と語るボクシングライターによると、 「尚弥は、バンタム級に続き、スーパーバンタム級でも4団体統一を狙っています。都合の良いことに、いまスーパーバンタム級は2人の王者が2本ずつベルトを分け合っていて、2人倒すだけで4本のベルトがそろう状態。しかも、2人の王者はいずれも尚弥との対戦を切望していたのです。尚弥より先にスーパーバンタム級にいた和