ボクシングの51・5キロ契約ノンタイトル8回戦が14日、東京・後楽園ホールで行われ、東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(27)=大橋=がWBCメキシコ同級王者ホセ・リバス(29)に1回51秒TKOで完勝した。WBA6位など3団体で世界ランクに入る桑原は開始直後に踏み込んでの左フックでダウンを奪取。再開後に強烈な左を振るうと、リバスは意識を失って棒のように倒れる鮮烈なKO劇となった。 「いい感触でした。ただ、初めてのメキシカンで、メキシコらしさを感じたかったんですけどその前に終わりましたね」と桑原は目を細めた。世界挑戦へ向け最高のアピールになる試合内容。試合を見守った大橋秀行会長は次戦で東洋太平洋王座防衛後に世界挑戦というプランを明かした。