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定食チェーンの「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングスの業績が悪化の一途をたどっている。11月13日に発表した2019年度中間期決算(2019年4~9月)では、売上高が前年同期比3.3%減の123億円、本業の儲けを示す営業損益は1.9億円の赤字(前期は1.1億円の黒字)となり、2001年の上場以来初の赤字に転落した。 中間期の不振を受け、2019年度通期(2019年4月~2020年3月)の業績見通しも下方修正した。売上高は250億円(前年同期比2.8%減)、営業利益はちょうどゼロ(同4.1億円の黒字)を見込む。 文字どおり「右肩下がり」の業績となっているのは、客数の減少に歯止めがかかっていないからである。大戸屋の既存店の客数は2018年4月から20カ月連続で前年割れの状況が続く。その客離れを起こした要因の1つが「値上げ」だ。 720円ランチを廃止した「誤算」 この20カ月間に大戸屋は、3
2020年の東京オリンピック開催を見据え、東京都内の物件を中心に不動産市場が活況を呈しています。しかし「オリンピックが終わったら大きく値下がりし、不動産市場は不況になる」と、多くの人々が思っているのではないでしょうか。 筆者は、東京オリンピック後も不動産投資は一定の需要があり、世間で言われるほど不動産価格は下がらず、むしろ上がるかもしれないと考えています。東京オリンピック後の不動産投資に勝算があるか、過去のデータなどから検証していきます。 人口減少と少子高齢化で不動産市況も悪化? オリンピックうんぬんの前に、考えておくべき問題は、日本の将来を脅かす「人口減少」です。経済の拡大には人口の増加もキーポイントですが、日本は今後、人口が大きく減少するうえに少子高齢化も加速していきます。 2019年現在、日本の人口は1億2600万人ほど。それが46年後の2065年には8700万人程度になるとみられて
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日本における即席麺の1人当たり年間消費量は43.4食にものぼる。もはや国民食と言っていいだろう。正月早々、その即席麺の多くが一斉に値上げされる。 「カップヌードル」「ラ王」で知られる日清食品は、即席袋麺、即席カップ麺および即席カップライスの製品価格を、2015年1月1日の出荷分から値上げする。値上げ幅は5~8%となる。 値上げの背景には、原材料価格が新興国での需要増や円安で上昇していることや、包材・資材や物流コストが上昇していることがある。 業界一斉値上げは7年ぶり 業界首位・日清食品の値上げ発表の3日後、「赤いきつねうどん」「マルちゃん正麺」の業界2位・東洋水産も値上げを発表。その後「サッポロ一番」のサンヨー食品なども追随した。値上げの理由・時期・幅は、日清食品とおおむね同様だ。なお、セブン―イレブンやイトーヨーカドー、ローソンなどのPB商品の価格は、据え置かれる見込みだ。 業界一斉値上
料理を製造する3Dプリンタ 最近は家電量販店でも販売されるなど日本でも普及し始めている3Dプリンタ。その多くはABSやPLAと呼ばれるプラスチック素材から成形しているが、将来的には3Dプリンタで料理を作ることもできるようになるのをご存じだろうか。 昨年の初め、米国テキサス州に本社を置くシステムアンドマテリアルズリサーチ社が「3Dフードプリンタ」の開発資金として、NASAの中小企業向け出資プログラムで12.5万ドルを獲得した。この3Dフードプリンタは、宇宙飛行士が宇宙空間でも新鮮で美味しいものが食べられるように企画されたものだ。 システム社がNASAに提出した企画案によれば、カートリッジに乾燥したタンパク質や脂肪などの栄養素や香料などが粉状のなったものを使い、プリンタヘッドで油と水を混ぜる。それらがノズルから熱されたプレートの上に押し出され、層が積み重なるように料理が製造されていく。様々な形
今の日本は、保守化、右派の影響力が高まっている。その背景には、韓国、中国への感情悪化だけでなく、リベラル、左派の魅力のなさ、ストーリーのなさがある。今の日本のリベラルに、欠けているものは何か、どうすれば国民の心をつかむことができるのか。社会活動家として最前線で戦ってきた湯浅誠氏が、論客との対談を通じて、「真のリベラル」の姿を探る。3人目の今回は、「純粋なる保守主義者」であり、ネット上の最強の論客として知られる、やまもといちろう氏との異色対談。 集合知で解答にたどり着く可能性を探った 湯浅:やまもとさんは、どうして「2ちゃんねる」をつくったのですか。 やまもと:えっ、湯浅さん、そ、そこの話からですか? 湯浅:だめ?(笑) やまもと:いや、いいですよ。(笑)。あれはね、もともと西村(西村博之氏)が作ったもので、私はそれに乗っかっていただけです。彼は頭の回転の速い、非常に優秀な男です。だけど当時
今回からいよいよ各界で活躍されている方々にフォーカスをして、「実際にどのように志を育てているのか」を見ていこう。 志はなくても生きていける。しかし、志があればよりすばらしい人生を送ることができる。そんなことを感じてほしいと思う。 まずは今回の主役、株式会社ポジティブドリームパーソンズ代表取締役社長の 杉元崇将氏のプロフィールを紹介しよう(以下本文中の登場人物の敬称は省略する)。 杉元崇将(すぎもと たかまさ) 1967年生まれ、福岡県出身。 1989年に株式会社イトーキに入社。オフィススペース全体の空間設計や、CI(コーポレートアイデンティティ)に伴うオフィス移転プロジェクトなどに多数参画。1995年に大手ウエディングベンチャー企業に入社後、1997年にウェディングプロデュースを中心とした同社を設立。現在に至る。現在では「ブライダル専門企業」から「感動創出企業」への転換を目指し、450人の
日本社会にヤンキー文化が拡大しているという精神科医の斎藤環氏。安倍晋三政権もヤンキー特有の「気合入れれば何とかなる」という空気に支持されている、と指摘した「自民党ヤンキー論」は大きな注目を集めた。今回は、気鋭の日本史研究者、與那覇潤氏と『ヤンキー化する日本』(KADOKAWA 角川書店)にて初対談。戦後政治史におけるヤンキー化を探る。 (写真:タカシマユウスケ) アメリカは「父親」か「母親」か 與那覇:知性をもっていると思う側は、しばしばヤンキーを「反知性主義」といって叩きがちですけど、反知性主義というのは単なるバカとは違うわけですね。 斎藤:それははっきりと違います。私がよく言ってるのは、ヤンキーの成功者は「地頭がいい」ということです。地頭がいいヤンキーがいちばん日本人では尊敬されると。そこで最近よく挙げるのが白洲次郎です。あのあたりの人がヒーロー像としてはいちばん印象的なんだろうなと思
グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。 コーッココッコッコッコッコッコッ!!と言われても一般の皆さんおよび昨日までの私は困り果てたことだろう。こちらを15分見ていただければ、いま人気らしいももいろクローバーゼット(“ももクロ”)の概要が分かる。 前回の記事では「タイトルにももクロとあるのに、ももクロについて全然触れていない」とのお叱りを頂いた。そこでお詫びの意味を込めてももクロについて書こうと思ったのだが、いかんせん私は今のアイドルを全然知らない。 ここだけの話、
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