5月25日、女性アイドルグループAKB48のメンバー、川栄李奈さん(19)と入山杏奈さん(18)の2人が刃物で切りつけられる事件が起きた。容疑者は「誰でもよかった」と供述しているが、ネット上では「自分より弱い相手を選んだのは明白」という声も聞かれる。 アイドルとファンが直接交流する、AKB48のビジネス形態に事件の原因を見出す意見も少なくないが、そこには、「若い女性だから、危ない目にあっても仕方がない」という無意識が潜んではいないだろうか。奇しくも、米国カリフォルニア州で同時期に起きた銃乱射事件をきっかけに、米国では「女性と犯罪」についての議論が起こっている。 米銃殺事件の背後には「欲望」と「嫌悪」が同居する、ゆがんだ女性観 5月23日、米国カリフォルニア州南部アイラビスタにて、若い男性が銃を乱射し、計6名が死亡する事件が起こった。犯人男性が動画サイトにて、自身を「孤独、拒絶、そして欲求不