ちょっとオフィスを見回してみてください。真っ昼間から眠たそうにしている人や、夜中なのに異常にテンションの高い人、いませんか? というのも、近頃、長時間労働や日光を浴びずに室内にこもる勤務体系が原因で、体内時計が正常に機能していないビジネスマンが増えているのだそう。ドイツにあるLudwig Maximilians Universityのティル・リョンネベルク教授率いる研究チームの調査によると、およそ人口の半数以上が、常時この「オフィス内時差ボケ」にかかっているのだとか。 「人間には睡眠などの生体リズムを約25時間周期で整える体内時計が備えられています。私たちは1日24時間の周期で生活していますが、その生活上の時計と体内時計の間に生じるズレを調節しているのが、日の光や食事など。寝ているべき時間帯に食事をとったり、夜間でも明るい場所にいたりすると、体内時計が狂い、時差ボケ症状を引き起こしてしまい