菅義偉官房長官は12日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府による世帯向け布マスクの配布について「12日までに96%、約1億2000万枚を配布し、15日までにおおむね配布完了となる見込みだ。最後まで着実に進めていきたい」と述べた。 菅氏は使い捨てマスクの需給状況について「国内増産や…
菅義偉官房長官は28日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の一環として全世帯向けに配布する布マスクについて「全国で3200万枚の配布が終了した」と述べた。配布枚数は計画量全体の約25%にとどまり、政府は目標としてきた「5月中の配布完了」を断念したが、菅氏は「需要抑制にも効果のある布マスクの配布を継続していきたい」と述べた。 菅氏は配布の遅れの原因は「マスクの品質確保のための検品体制の強化に取り組んだことなどだ」と説明した。また「マスクの価格に低下傾向がみられるなど、マスクの需給環境改善に一定の役割を果たしてきている」「政府によるマスクの配布はフランスやシンガポールでも行われている」と配布の意義を強調。需給逼迫(ひっぱく)が緩和され、費用対効果を疑問視する声はさらに強まっているが、菅氏は「次なる流行にも十分反応するこ…
菅義偉官房長官は24日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止策として政府が配る布マスクに汚れがあり、納入した2社が未配布分を回収すると発表したことを受けて、配布日程が予定より遅れると明らかにした。配布中止などの計画見直しは「考えていない」と否定した。 未配布分の回収を発表したのは、興和(名古屋市)と伊藤忠商事。政府に世帯向けの布マスクを納入しているのは計3社で、残りの1社分から不良品は確認されていない。 菅氏は布マスク配布について「マスクの総量が不足する中、国民の不安を解消する政策目的で必要な対応であり、代替できる手段がない」と説明。世帯向けの配布について「メーカーによる検品に加え、納入された商品を確認した上で配布している」と述べた。
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