立憲民主党の西村智奈美幹事長は10日の記者会見で、党所属の小熊慎司衆院議員が国会の許可を得ずにウクライナに渡航したとして、党筆頭幹事長代理の役職を1カ月停止とする処分を発表した。 小熊氏は、大型連休中の5月初旬、同国西部のリビウを訪れたと自身のツイッターなどに書き込んだが、事前の届け出では隣国ポーランドなど周辺国を訪問するとし、衆院本会議で許可を受けていた。10日の衆院議院運営委…
ロシアがウクライナ南部クリミアを強制編入してから8年の「記念」コンサート。支持者を前に演説するプーチン大統領=モスクワで2022年3月18日、ロイター ロシアによるウクライナへの侵攻開始から24日で2カ月を迎える。ロシア国内ではプーチン大統領の支持率が上昇し、侵攻に賛同する声が8割を超えるが、世論の一部には動揺も見られる。ウクライナでは隣国からの侵攻を前に愛国心が高まる。両国世論の実情を探った。【前谷宏】 プーチン氏支持率上昇、8割に回復 「あなたはロシア大統領の活動を承認するか、しないか」。ロシアの政府系世論調査機関「全ロシア世論調査センター」が毎週尋ねている質問に対し、15日公表の結果では79・6%の回答者が「承認する」と答えた。ウクライナ侵攻が始まる2月24日の直前には承認が64・3%だったのに比べると、プーチン大統領を支持する人の割合が約15ポイントも増加した。 政権の影響から離れ
空中発射型の新型ミサイル「キンジャル」を搭載したロシアの戦闘機ミグ31=シリアのフメイミム基地で2021年6月25日、ロシア国防省提供・AP ロシア国防省が19日、ウクライナ西部にあるミサイル貯蔵施設を露軍の空中発射型の新型ミサイル「キンジャル」で破壊したとの発表内容について、疑義が浮上している。同省がソーシャルメディアで公開した着弾の様子を捉えたとする動画を米メディアなどが検証したところ、撮影地点はウクライナ東部の農業地帯とみられることが明らかになった。毎日新聞も同じ手法で確認した。 【国境の町で幼児を抱き、避難バスを待つ女性】 キンジャルは速度マッハ10、射程2000キロ以上の戦闘機搭載型兵器で、米国のミサイル防衛システムでも迎撃は困難とされる。露国防省の発表によると、新型兵器で攻撃したのは西部デリャチンのミサイル貯蔵施設で、実戦使用は初めてとみられている。 露国防省はツイッターなどで
ロシアによる侵攻から逃れるため、ルーマニア国境を越えるウクライナの人々=2022年3月11日、ロイター ロシアによるウクライナ侵攻は、世界に大きな衝撃を与えている。日本総合研究所の寺島実郎会長は、経団連の日本ロシア経済委員会ウクライナ研究委員会委員長なども務め、長く世界の地政学やエネルギーの実情をウオッチしてきた。ウクライナ危機は世界史の転換点なのか。寺島さんに読み解いてもらった。【聞き手・松岡大地】 ――ロシアのウクライナ侵攻は世界に衝撃を与えました。世界はどう変わるのでしょうか。 ◆私たちは今、第一次世界大戦から約100年という世界史の大きな構造転換の入り口に立っているという認識が重要です。ロシア帝国、ドイツ帝国、オーストリア・ハンガリー二重帝国、オスマン帝国という四つの帝国が消えたのが第一世界大戦でした。9・11後の米国がアフガニスタン、イラクの失敗で後退したように、ロシアを含め「大
ウクライナに侵攻したロシアに対する米欧の経済制裁を受け、ロシア経済に変調が生じている。ロシア中央銀行は28日に開いた理事会で、通貨ルーブルの急落に対応するため、主要政策金利を9・5%から20%に引き上げると決めた。ロシアの最大手銀行ズベルバンクの欧州拠点は、預金流出によって経営破綻する可能性も浮上した。 経済制裁を受けてルーブルを売ってドルなどに買い替える動きが加速しており、28日の外国為替市場は1ドル=110ルーブル前後と過去最安値を更新。前週末と比べて約3割の下落となった。ロシア中銀は声明で「ロシア経済を取り巻く外部環境が大きく変化している。(利上げは)金融と物価の安定を支え、国民の貯蓄を減価から守るために必要だ」と説明した。
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