みなさんもご存じのとおり、12月1日から、「新4K8K衛星放送」がスタートする。放送のシステムが大きく変わるのは、2011年の地上デジタル放送スタート以来の出来事で、衛星放送としては、2000年11月の「BSデジタル放送」開始以来、実に18年ぶりの刷新である。 ↑従来のアンテナ設備でもNHK・民放6チャンネル分の視聴が可能(出典:東芝映像ソリューション) 電波は有限な資源であり、国民の共有財産である。その利用方針は「国策」であり、10年単位でゆっくりと変化していく。新4K8K衛星放送は、BSデジタル放送と同じく、無料で誰もが視聴できるチャンネルを多く含む。「誰もが視聴できる基幹放送」だ。十数年の変化を反映し、圧倒的に高画質な放送が実現される。 一方で、世の中には誤解も多くある。もっとも認知されていないのは、「4K・8Kの流れは地上波にはやってこない」という事実だ。少なくとも現状、政策として