北海道帯広市で農産物を運ぶ農業鉄道として1924(大正13)年に開業した「十勝鉄道」の終着駅で、57年に廃止された八千代駅の「転車台」などの遺構が12日、初めて一般公開された。土中に埋まった遺構を探し当て、掘り起こしたのは住民たちだ。携わった末下貞雄さん(88)は「唯一の『足』だった鉄道のことを伝えたくて。見つかった時は、そりゃあ感動した」と、満足そうに笑顔を見せた。 遺構が見つかったのは昨年6月初め。私有地で、一帯は樹木や雑草などに覆われていたため、公開できるように環境整備するまで時間を要した。公開日には住民や札幌、東京の鉄道ファンら約150人が次々に訪れた。 住民が掘り起こした遺構は、鉄道車両の向きを変える際に使われた円形のコンクリート製の転車台(外径約4メートル)と、蒸気機関車の下部の点検や石炭灰の処理時に使用した「ピット」(幅約1メートル、長さ約5メートル、深さ約60センチ)。どち
9日午後2時ごろ、東京都墨田区立花のアパート一室で、男女の遺体が見つかった。男性は60代、女性は80代くらいでこの家に住む親子とみられ、警視庁向島署が身元の確認を進めている。 同署によると、この部屋に住む男性は立ち退きを求められており、執行官らが強制執行に訪れたところ、男性は脱衣所で首をつった状態で、女性は寝室で意識不明の状態で発見され、その後搬送先の病院で死亡が確認された。 強制執行に先立ち午後1時ごろ、執行官らが男性に立ち退きを促した際には、男性は「大丈夫ですよ」などと返答していたという。その後死亡したとみられ、同署で経緯を調べる。
7回目の当選を決め、支持者から花束を受け取る谷口芳紀氏(中央)=12日午後5時26分、兵庫県相生市、宮沢崇志撮影 兵庫県相生(あいおい)市長選が12日に告示され、無所属で現職の谷口芳紀氏(75)=自民、公明推薦=が6回連続の無投票で7回目の当選を決めた。新顔がこの日朝にいったん立候補届け出たが、午後になって立候補を辞退する異例の経緯となった。 【写真】告示日の朝、いったんは立候補を届け出て、有権者に支持を訴えた小西彦治氏 午後5時過ぎ、当選を決めた谷口氏は「私も経緯がつまびらかではないのだが、相生市を思う市民の情念の結果ではないか。相生の元気づくりに取り組みたい」と話した。 市長選には、無所属で元兵庫県議の小西彦治氏(52)が立候補する意思を表明していた。 小西氏はこの日朝、谷口氏に次ぐ届け出番号2番で手続きを済ませた後、市役所前で「長期政権は負の連鎖しかない。変えるべきことは変え、1期4
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の民生防衛当局は11日、戦闘で破壊された建物のがれきの下に埋もれている住民らの遺体は推定で約1万体に達するとの見方を示した。 イスラエルの破壊によりガザの民生防衛能力は70~80%奪われたとも指摘した。イスラエル軍の空爆があった場合、現場へ最初に急行するのが民生防衛当局者や救急救命要員の任務で、到着すれば生存者の救出や遺体の収容作業を進める。 同当局の報道担当者は、これら作業に用いているのはごく単純な道具類とし、国連や人道支援団体に対し救助作業に必要な装備品を入手できるよう即座の仲介を求めていると説明した。これら装備品があればがれきの下の遺体収容作業などを続けることが可能と説いた。 ガザ北部にあるシファ病院からイスラエル軍が撤収してから40日間経過したが、「イスラエル占領軍が大規模墓地に埋めた遺体の収容作業は依然続行されている」ともした。 ガザの保健省は
昔ながらのおやつショップ「たみちゃん」に出かけてみました。お店の公式SNSによれば、創業37年とのこと。とても長く営業されているんですね。 それほど遠いところにあるお店ではありませんが、来店は初めて。駐車場の場所を確認してお邪魔してみました。 お邪魔したのは2024年5月4日の12時近くです。お昼ご飯の時間帯ということもあり、多くの方が来店していました。とはいえ、テイクアウト専門店なので、並ぶことなく購入できているようでした。 人気なのは、500円でお釣りがくる、お好み焼や焼そばですよね。この金額でしっかりボリュームもあると好評。4・5個購入していかれる方もいましたよ。 今回のお目当ては、玉せん。子どもの頃から食べていたので全国区の食べ物だと思っていたのですが、名古屋市周辺で食べられるローカルフードですよね。昭和の時代には駄菓子屋さんで購入できた昔のおやつです。 お店により具材は多少違うこ
最新鋭の3Dプリンターを建築に活用した「印刷した階段」がネット上で大きな話題を集めている。依頼を受け、腐敗した木製階段からのリニューアル。屋外設置で実用化された。今回の「3Dプリンター階段」の印刷に要した時間はたったの1時間。技術革新がどんどん進んでいる格好で、人手不足などの懸案を抱える建設業界の光明となり得る。設計・施工を担った企業の担当者は「建設用3Dプリンターの導入によって、人手不足の解消につながりますし、新技術と職人さんは共存ができると考えています」と、熱い思いを寄せている。 【写真】「葬儀場」も印刷、どうやって? 3Dプリンターから生み出された驚異の建築物を捉えた フェンスや草地の脇にある斜面に置かれた、10段の階段。これが、「印刷した階段」だ。群馬県にある企業の敷地内に設置された。 月日と共にどうしても腐ってしまう木の階段を「半永久的なものにしたい」という、チャレンジングな要望
刑務所を出た後の家探しに苦労したという堀口裕貴さん(2024年4月17日、東京都台東区で、弁護士ドットコムニュース撮影) 2023年12月、ある刑務所から一人の男性が出所した。5年前に起きた事件のニュースで大きく報じられたのとは裏腹に、誰にも知られることなくひっそりと塀の外へ。待ち受けていたのはさらなる壁だった。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介) 【画像】出所後に入居先が見つからなかった時に寝泊まりしていた場所とは(堀口さん提供) ●「雨イジング・スパイダーマン」事件 2019年、東京都内でビルの高層階が窃盗被害を受ける事件が相次いだ。 当時の報道によると、警察は高い建物を飛び移って犯行が行われたとみて捜査。雨の日に被害が発生していたことから、その手口と現場の状況から、アメリカの人気映画「アメイジング・スパイダーマン」になぞらえて「雨イジング・スパイダーマン」と呼んで被疑者の行方を追っ
アメリカで、世界で初めて遺伝子を改変したブタの腎臓の移植手術を受けた患者が亡くなりました。 AP通信などによりますと、11日に死亡したのは、3月にアメリカ東部のマサチューセッツ総合病院で遺伝子を改変したブタの腎臓を移殖する手術を受けたリチャード・スレイマンさん(62)です。 スレイマンさんは順調に回復し、自宅で療養していたということで、病院は家族に「移植が原因で亡くなったとは見られない」と発表しました。 アメリカでは先月、54歳の女性が同様の移植手術を受けています。 これまで、2人にブタの心臓を移植した例がありますが、いずれも数か月後に死亡しています。 アメリカでは臓器移植を待つ10万人を超える患者がいますが、毎年、数千人以上が移植を受けられず死亡していて、動物の臓器を人間に移植する「異種移植」が進められています。
8日午後3時ごろ、埼玉県久喜市菖蒲町三箇の空き地で、上尾市原市のベトナム国籍の男性(23)が重機の下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。 社長死亡…ローラーに巻き込まれたか 引っかかった服を切るも、すでに意識不明 女性従業員が通報 久喜署によると、男性は桶川市の会社の仕事で、現場を一人で整地していたという。土を運ぶために同僚が現場を訪れ、重機の下敷きになっている男性を発見し119番した。同署は男性が重機を使用し作業していたところ、何らかの原因で下敷きになったとみて調べている。
佐久市岩村田上(うえ)ノ城(じょう)区の国天然記念物「岩村田ヒカリゴケ産地」を次世代に残そうと、地域のボランティア団体「上ノ城環境ボランティアクラブ」が中心となって周辺の環境整備を続けている。一帯は日本で初めてヒカリゴケが確認された場所で、現在も洞窟内に自生。「産地を守り、こんなにすごい場所があると地域や県内外の人に知ってもらいたい」との思いで、メンバーは活動に励んでいる。 【写真】洞窟内に自生するヒカリゴケ 市教育委員会によると、1910(明治43)年に通学途中の旧制野沢中学校(現・野沢北高校)生徒が洞窟内で光る土を発見。教師に見せ、東京帝国大(現・東京大)の植物学者、三好学博士に鑑定を依頼してヒカリゴケだと判明し、1921年に天然記念物に指定された。ヒカリゴケは自らは発光せず、日光などで照らされると細胞が光を反射し、黄緑色に光って見える。 クラブは、地域の環境整備に取り組もうと2017
8日、岐阜市にある肉の無人販売店で、何者かが肉を盗む窃盗事件がありました。 8日午後7時40分ごろ、岐阜市にある肉の無人販売店に、ピンク色の上着に白い帽子とマスク姿の人物が入店します。 買い物かごを取り、冷凍庫の中から次々と商品の肉をかごの中へ。 5月にしてはやや厚着しているようにも見えます。 その後、別の冷凍庫へ移動。こちらからも、大量の肉をかごへと入れていきます。 その後、かごを料金箱の上に乗せると、店で販売している保冷バッグを手にとり、肉をバッグに移し替えていきます。 周りを警戒しているのか、見回したり、後ろを振り返ったりする素振りも。 その後、1000円をテーブルに置くと、足早に店を立ち去りました。 しかし、店によると、この人物が保冷バッグに入れ持ち去ったのは、ホルモンや牛タンなど12袋。金額にして約1万円相当でした。 「冷凍庫が開いたままになっていたとか、現金がテーブルに置いてあ
パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに抗議の声を上げ行進する人たち=東京都渋谷区で2024年5月11日午後7時3分、和田大典撮影 パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに世界各地で抗議デモが続いている中、東京・渋谷でも11日、デモ行進「インティファーダ・マーチ」があった。 【写真まとめ】夕暮れのスクランブル交差点で抗議の行進 日本で暮らすパレスチナにルーツを持つ人たちや、ガザに親族がいる在日パレスチナ人らでつくる「パレスティニアンズ・オブ・ジャパン」が主催。「7カ月前に始まったことではなく、1948年から現地で起きていること、占領政策を続けるイスラエルに対して世界で抗議の声が上がっていることを日本の人にも知ってほしい」とSNSなどで参加を呼びかけた。 参加者は「殺すな」などと書かれたプラカードを手に都心を歩き、「目をさませ、もうやめろ。虐殺やめろ」などと叫びながら
沼津署は11日、沼津市下香貫の民家の敷地で、オレンジ色の斑点模様をした体長約30センチのトカゲ1匹が見つかったと発表した。同日夜、飼い主から申し出があり、確認が取れたため引き渡した。 同日午後3時半ごろ、住人の男性が発見して捕獲し同署に届けた。河津町の動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長によると、トカゲは「シュナイダースキンク」とみられ、毒はない。西アジアから北アフリカにかけて広く分布し、国内ではペットとしても流通、飼育されているという。
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