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ブックマーク / courrier.jp (128)

  • バツイチ子持ちイラストレーターが「エアビー」で3年間100人以上を泊めてわかったこと

    「民泊」が話題になる前からAirbnb(エアビーアンドビー)のホストをはじめ、もうすぐ3年。子供を育てる親として、「自分が当たり前にできること」と「自分が宿泊するなら欲しいもの」を用意してスタートしたら、ゲストとの体験は思った以上に豊かなものだった──。 実際に「暮らしながらAirbnbをする」日々とはどういうものか、いまは「スーパーホスト」として各国からのゲストとの交流に忙しい著者からイラストつきで教えてもらおう。 テレビを見ていると、しばしば「民泊」をめぐるネガティブな報道が流れている。悪質民泊業者、ゴミ問題、騒音、近隣トラブルなど……。 これらを見ていると、私は当に悲しくなる。私自身、シングルマザーで小さな子供を育てながら、この3年間Airbnbのホストをやってきたからである。 受け入れてきたゲストは世界各国からリピーターを含めのべ100人以上になるが、いっさい問題らしいことは起き

    バツイチ子持ちイラストレーターが「エアビー」で3年間100人以上を泊めてわかったこと
  • 神社の政治利用から初詣ラッシュまで 「ル・モンド」紙がみた“神道のいま”

    しばしば国際的な争点ともなる靖国神社と異なり、あまり議論されることのない伊勢神宮。だが、目と鼻の先の伊勢志摩でG7サミットが開催されたことからもわかる通り、政治的な存在感は高い。仏高級紙は、この伊勢神宮を切り口に、「神道と日政治」について深い議論を展開している。 日では常に曖昧な「宗教と政治」の関係 白い小石を敷き詰めた地面に建てられた柱の上に、明るい色の木造の建造物が建っている。とんがった屋根は茅葺きで、棟木は金色の鰹木で飾られている。 ここ伊勢神宮内宮は、訪れた人が戸惑うほどの簡素さに満ちているが、日で最も崇められている場所だ。日の神話で、皇室の祖神とされる天照大神が祀られているからである。 安倍晋三首相が、2016年5月のG7サミットで各国首脳を迎えるのに、この神道の聖地を選んだのには下心があったはずだ。しかし、先進国首脳会議を伊勢神宮の目と鼻の先で開催し、各国首脳を神宮参拝

    神社の政治利用から初詣ラッシュまで 「ル・モンド」紙がみた“神道のいま”
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    dowhile 2017/01/10
  • 「私の父はAirbnbに殺された!」急成長サービスの“死角”を被害者の息子が暴く!

    感謝祭の休日が一瞬にして「悪夢」に… 庭のブランコは、とても魅力的だった。 Airbnbのサイトに掲載されていたその写真が決め手となり、私たち家族は2013年の感謝祭の休暇をそのコテージで過ごすことにした。場所はテキサスだった。 まるでだぶだぶのジーンズみたいに無造作に木から吊り下げられたそのブランコは、南部のホスピタリティと楽しい休暇の象徴のような存在だった。 だから、まさか父がそのブランコに乗った途端、ロープが結ばれていた木の幹が折れるなんて想像もしていなかった。落ちてきた幹は父の頭を強打し、脳の機能を一瞬で奪った。 母が悲鳴をあげたとき、私はまだベッドのなかにいた。彼女の声を聞きつけて慌てて庭に出ると、倒れた木のそばで横たわる父が目に入った。 私はひざまずいて、父を抱き起こした。大量の血と落ち葉が、私の青いスウェットシャツを汚した。父の頭は人間のものとは思えないほどグニャリとしていた

    「私の父はAirbnbに殺された!」急成長サービスの“死角”を被害者の息子が暴く!
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    dowhile 2017/01/08
  • 『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイス衝撃告白「自分のベストセラーは、2人の心理学者のマネだった」

    米国でもっとも人気のあるノンフィクション作家といっていいマイケル・ルイス。『マネー・ボール』や『マネー・ショート』は、常に人間の常識行動の裏をかく男たちの肖像を描いてきた。しかし、これらの作品群が、知らず知らずのうちに他人のマネになっていたとしたら──。実は、マイケル・ルイスの新作は、それ自体をテーマにしているのだ。 『マネー・ボール』の続編を断念 10年以上前、マイケル・ルイスはマイナーリーグの若い野球選手たちを取材していた。2003年のベストセラー『マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男』の続編に取り組んでいたのだ。 『マネー・ボール』は、メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレチックスのGMであるビリー・ビーンが、選手の評価のために統計学を駆使し、野球というスポーツに革命を起こした方法が描かれている。 「私は、この続編で、野球の革命がいまはどこで起こっているのかを明らかにする

    『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイス衝撃告白「自分のベストセラーは、2人の心理学者のマネだった」
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    dowhile 2016/12/26
    衝撃でもなんでもないよ
  • Vol.01 公共事業コンペを勝ち抜け!──フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の場合|リナシタッ

    クーリエ・ジャポン読者のみなさま、はじめまして! かけだし西洋美術史研究者、めりと申します。 研究しているのは、「名作」と呼ばれる美術作品がドンドコ制作された奇跡のような時代、イタリア・ルネサンスの美術です。 ちなみに、「ルネサンス」はフランス語で19世紀に使われはじめた言葉ですが、16世紀当時のイタリア語ではこれを「リナシタ」(rinascita、再生)と呼んでいます。 さて、これらの名作はそもそもどのようにして「名作」になっていったのでしょうか。 現代の私たちがルネサンス期の名作と出会う場と言えば、美術館の展覧会がほとんどですが、当時はいまのような美術館というものがそもそもありませんでした。 では芸術家たちはどのように制作し、作品を世に出していたのでしょうか。 当時は「オーダーメイド」が常識でした。芸術家たちは、主な顧客である権力者や貴族のもとに営業におもむき、注文を取り、絵画や彫刻と

    Vol.01 公共事業コンペを勝ち抜け!──フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の場合|リナシタッ
  • Vol.05 ギャンブルと暴力を通して人間の真実を描き出す 人気漫画『嘘喰い』作者迫稔雄さんに聞く│野嶋剛「極東のイノベーターを訪ねて」

    アジアの最先端を追いかけるジャーナリスト・野嶋剛の人気連載、今回は日のギャンブル漫画の「到達点」とも言える作品を創り出している漫画家との対話をお届けする。 「週刊ヤングジャンプ」(YJ)で長期連載されている人気漫画『嘘喰い』。主人公のギャンブラー・斑目貘(まだらめ・ばく)が、ギャンブルの世界で、超人的な智慧と生死を厭わぬ度胸で勝ち抜いていく物語で、圧倒的な暴力シーンと、その対極にある仔細を極めた心理描写が群を抜く。 アジアでも最近は各国で漫画のレベルが上がってきたが、心理描写だけは日漫画の表現力には及ばない。その意味で日漫画の1つの到達点にある作品だ。 暴力と心理。その両者を両立させる作者・迫稔雄(42)の作画力と発想力は抜きん出た存在感を示している。迫は『嘘喰い』が事実上のデビュー作で、今年連載10年目を迎えた。 物語はいま最終決戦「屋形越え」を迎えている。その迫に『嘘喰い』の世

    Vol.05 ギャンブルと暴力を通して人間の真実を描き出す 人気漫画『嘘喰い』作者迫稔雄さんに聞く│野嶋剛「極東のイノベーターを訪ねて」
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    dowhile 2016/12/12
  • 大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! | 集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回

    集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回 大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! 申東旭(シン・ドンウク、右)と朴槿令(パク・クンリョン)が富士山に行ったときの記念写真 PHOTO: COURTESY OF SHIN DONG-WOOK 「テレビで話題になっているけれど、何が問題なのかわからなかった。騒動の根原因にまで迫っていてわかりやすい!」 公開されるやいなや大反響を集めた金香清(キム・ヒャンチョン)氏の集中連載、第2回は朴槿恵(パク・クネ)大統領の義弟にあたり韓国の政党共和党の総裁である人物、申東旭(シン・ドンウク)氏の独占インタビューをお送りする。

    大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! | 集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回
  • 歴史発掘スクープ! 若き福澤諭吉はパリ滞在中に激写され、その写真は「細長い顔の実例」として人類学の古典に載っていた!

    TOPニッポン歴史発掘スクープ! 若き福澤諭吉はパリ滞在中に激写され、その写真は「細長い顔の実例」として人類学の古典に載っていた!

    歴史発掘スクープ! 若き福澤諭吉はパリ滞在中に激写され、その写真は「細長い顔の実例」として人類学の古典に載っていた!
  • なぜ「艦これ」を台湾人が支持したのか? 世界を覆う「擬人化」講座

    刀剣がイケメンに、軍艦が美少女に……。コンテンツの世界では「擬人化」がもはや世界標準になりつつある。そしてこのたび、中央大学・岡嶋裕史准教授は、「IT技術を擬人化」したキャラクターで技術解説書を上梓した。Webコンテンツを中心に多国語展開も実施するという。 そこで岡嶋氏みずから、「なぜ学習書で擬人化キャラを採用したのか」「どうして多国語展開するのか」について特別寄稿。これで「擬人化」のイロハもわかる! 擬人化の系譜 擬人化のルーツはとんでもなく古い……が、ここで取り上げるのはギリシア文学などではなく、萌えっとした擬人化の話題である。 現時点で「萌えっとした擬人化(以下、「擬人化」)」と言えば、まず『艦隊これくしょん』(旧帝国海軍艦艇の擬人化)を想起するが、これにもそれなりの歴史がある。 少なくとも筆者が物心ついた1970年代後半には、コミケと密接に結びつく形で擬人化市場が形成されていた。

    なぜ「艦これ」を台湾人が支持したのか? 世界を覆う「擬人化」講座
  • 英国人アナリストの辛口提言──「なぜ日本人は『日本が最高』だと勘違いしてしまうのか」 | いまこそ読み直したい!

    の「おもてなし」は世界一だ、「ものづくり」は高く評価されている──これらはすべて妄想だ。バブル絶頂期に不良債権問題をいち早く予見した伝説のアナリストが、日人の「自画自賛」体質を一刀両断する。 「クールジャパン」なんて、相手から言われることであって、自分から言うものではありません。そもそも、これは「クールブリタニア」から来た表現です。 大英帝国時代に、英国が世界を支配するということで「ルールブリタニア」という表現があった。それを皮肉って、もっとクールになろうよ、ということでクールブリタニア戦略ができたのです。 これは、事がまずいとか、英国の良くないところをいろいろと変えていくための目標としての「クール」だったのです。表面の言葉だけ持ってきた日は、変化しないことを良しとした、自画自賛の「クール」。全然違いますね。 当にクールジャパンは残念です。アニメやアイドルが好きな人ばかりを日

    英国人アナリストの辛口提言──「なぜ日本人は『日本が最高』だと勘違いしてしまうのか」 | いまこそ読み直したい!
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    dowhile 2016/11/20
  • トランプで滅んだ旧保守の廃墟に蠢くもの ネット世代の新右翼「オルト・ライト」とは何か? | 町山智浩のUSニュースの番犬 vol.79 

    町山智浩のUSニュースの番犬 vol.79 トランプで滅んだ旧保守の廃墟に蠢くもの ネット世代の新右翼「オルト・ライト」とは何か? 投票日まで3ヵ月を切った8月中旬、ドナルド・トランプの選挙対策部長を務めていたポール・マナフォートが辞任した。彼は2016年の3月にトランプ陣営に加わったばかりだった。 ジェラルド・フォードからジョン・マケインまで、共和党の大統領候補全員の選対にいた67歳のベテランであるマナフォートは、トランプを嫌う共和党主流派を説得するために雇われた。 「トランプは予備選を勝つために過激なキャラを演じていただけだ。選では大統領候補者にふさわしい態度に変える」と言うマナフォートは、「私が失敗しない限り、トランプは大統領選に勝つ。そんなに難しい選挙じゃないよ」と自信満々だった。 だが、マナフォートは失敗した。 選挙がないとき、彼は諸外国の悪名高い政治家のためのロビー活動を仕

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  • 米紙記者が息をのんだ「死ぬ」ために働く日本人 | 1日12時間労働が“常識”の社会

    米国ではいかにして効率良く働いて、家族と過ごしたり、趣味の時間を作ったりするかということが話題になるが、日には、そのような考えかたは浸透していないという。米「ワシントン・ポスト」紙の記者が、日の抱える「過労死問題」を調査した。 週90時間労働の果てに 日には「ワークライフ・バランス」という用語は存在しない。 かわりに、「働き過ぎによる死」を意味する「過労死」という言葉がある。この過労死は、これまでほとんど議論されることがなかった、日の劣悪な労働文化がもたらした結果といえる。 実際にここ日では、毎年、何百人、いや、おそらく何千人もの労働者が文字通り、過労死しているのだ。セリザワキヨタカもその1人だ。 2015年7月に当時34歳だった彼は、人生最後の数週間を週あたり90時間働いた後、自殺した。 「息子の同僚は、その異常な労働時間に驚いていたと言っていました」 自宅で紙の取材を受けて

    米紙記者が息をのんだ「死ぬ」ために働く日本人 | 1日12時間労働が“常識”の社会
  • 愛する男性の遺体から「精子」を採取する女たち | 「死後の体外受精」をめぐる世界的論争の最新事情

    愛する男性との子供がほしい、たとえ彼が死んでいたとしても──。そんな願いを叶えようとする女性が近年、増えている。 技術的にはすでに可能だが、問題になっているのは、自分の意思に関係なく「父親」にさせられる故人や、死者の精子から生まれてきた「死後懐胎子」の人権をどう尊重するかだ。世界中で議論になっている、死後の精子採取の最前線をお届けする。 医師の到着を待っている、ある1人の男性がいる。だが彼に残された時間は刻一刻と短くなっているため、の焦燥感は募るばかりだ。 は2人の最後の望みを叶えてくれる医師を見つけようと、ひっきりなしに電話をかけた。そしてようやく、1人の医師が話を聞いてくれた。サンディエゴ在住の医師、マーティン・バステューバだ。バステューバが受話器をとると、は震える声でこう言ったという。 「助けてもらえませんか……」 その1時間後、バステューバは男性のもとへ到着し、素早く準備に取

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    dowhile 2016/08/17
  • 貧困援助が大ビジネスになっている! 国際援助の闇に迫ったマイケル・ミラー監督が語る「あなたの寄付の不都合な真実」

    ハーバード大学など、米国の有名大学で次々と上映されて話題になっている映画がある。2016年8月6日から日でも公開される『ポバディー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』だ。 援助の現場で起きている「貧困の再生産」 政府、国際機関、NGOなどによる発展途上国への国際援助が問題視されることは、これまでめったになかった。 だが、貧困削減に向けて活動する人々の国際プロジェクト「ポバティーキュア」の設立者、マイケル・マシスン・ミラーが監督、プロデュースしたこの映画は、国際援助にまつわる「不都合な真実」を明かしている。 すでにこの映画はハーバード大学、スタンフォード大学、MIT、ニューヨーク大学など全米の有力で次々と上映され、大きな議論を巻き起こしている。 ミラー監督はこう指摘する。 「他の産業と同じく、貧困援助の産業もビジネスを維持しようとしており、数十億ドル規模の産業になっています。そこで働

    貧困援助が大ビジネスになっている! 国際援助の闇に迫ったマイケル・ミラー監督が語る「あなたの寄付の不都合な真実」
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    dowhile 2016/08/12
  • かつての4%にまで減っても止まらない乱獲 日本のマグロは絶滅してしまうのか?

    産卵期マグロの巻き網漁での乱獲は、地中海では厳しく規制されている PHOTO:GAVIN NEWMAN / ALAMY / AFLO マグロの生息量が激減しているが、抜的な対策がとられる気配はない。 そこで結束した小規模な漁民たちが、政府に対して反旗を翻しはじめた──。 消えた魚群 日海に浮かぶ壱岐島から北東に約390km航行すると、クロマグロの産卵場がある。 この海域には、いつもは太平洋を回遊するクロマグロが、産卵のために集まるのだ。40代の日焼けした漁師ドイ・カズトは回想する。 「20年前は、群れに近づいて船の下を見れば、マグロをいっぱい見ることができました」

    かつての4%にまで減っても止まらない乱獲 日本のマグロは絶滅してしまうのか?
  • 本選の結果がどうなろうと「共和党」はもう“死んでいる” | 町山智浩のUSニュースの番犬 vol.75 

    共和党の大統領候補として指名されるのが確実となったドナルド・トランプ。共和党が徹底的に妨害しても、民衆は彼を支持し続けた。トランプが予備選を勝ち抜けたのは、いったいなぜなのだろうか。 他の候補が全員脱落して、共和党の大統領予備選にドナルド・トランプが勝ち残った。 「共和党は死んだ」「共和党は終わった」 そんな見出しがいくつかの新聞を飾った。「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」紙は、共和党のシンボルである象が棺桶に納められる絵を載せた。なぜ、死んだのか。死因を探ってみよう。 大統領の器がいない まず、将軍たちが全滅した。7月に予備選が始まったとき、トランプを含めて17人が出馬した。アフリカ系の脳神経外科医ベン・カーソン以外の15人は、共和党内で最もElectable(大統領選に勝てそうな)、つまり共和党内で最も人気の高いトップ15だった。その15人は、5ヵ月間の予備選で、全員戦死した。 みん

    本選の結果がどうなろうと「共和党」はもう“死んでいる” | 町山智浩のUSニュースの番犬 vol.75 
  • 死刑を廃止した国で「和解」は実現するのか?(上) | 100万人を虐殺した3万人が、もうすぐ社会に戻ってくる

    虐殺者たちの「心のケア」 ガサボ刑務所の集会所は広々としている。何百人も収容可能なこの建物はレンガの壁で囲まれ、屋根は金属製、窓につけられた鉄格子の隙間からは緑の丘が見える。 しかし、5月のある午後、そこには虐殺の罪に問われた20人の囚人と、私を含めた数人の訪問者しかいなかった。みんなで輪になって椅子やベンチに座る。囚人の頭は刈りこまれ、その黒々とした肌は、着ているピンクやオレンジの囚人服とくっきりと対照をなしている。 私は隣に座っていたしわだらけの老囚人を見ながらこんなことを思っていた。 いったい何人を、どんな武器で、どれほどの憎悪で、彼は殺したのだろう――。 ガサボ刑務所には約5000人の囚人がいる。彼らの約半数が、あの恐ろしい民族浄化、ホロコーストにかかわる罪で投獄されているのだ。 1994年4月、ルワンダの多数派民族フツ族の指導者が部下に「少数派のツチ族を根絶やしにせよ」と命じた。

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    dowhile 2016/03/27
  • 異教徒を永遠に“性奴隷”にするために…ISの謀略が明らかになった!

    ISから逃れたヤズィド教徒の女性たちは、現在イラク北部のシンジャル山付近で避難生活を送っている PHOTO:AP / AFLO 「下着を脱げ!」 そう言われて、いよいよこの男にレイプされるのだという恐怖で、彼女の体は凍りついた。 だが男は、彼女の太腿に手を伸ばすと、触れる代わりに注射を打った。それは、避妊用のホルモン剤だった。その後、男は彼女にベッドに横たわるように命じた──。 IS(いわゆる「イスラム国」)の「性奴隷」にされたこの体験を、米「ニューヨーク・タイムズ」紙に語ったのは、まだあどけなさの残るヤズィド教徒の少女だ。イラク北部に暮らすクルド系少数派のヤズィド教徒は、ゾロアスター教に似た土着の宗教を信仰している。 そのため、ISは彼らを「邪悪な異教徒」と見なし、2014年にその居住地域を襲撃。男は虐殺され、女は「戦利品」としてISが“首都”とするシリア北部の都市ラッカに拉致された。

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  • 萌えキャラから難民問題まで… なぜ日本では「漫画」が大論争の原因になるのか | COURRiER Japon NEWS

    なぜ日漫画はしばしば国境を越えたニュースの発信源になるのだろうか。 英紙が研究者たちに取材、その背景にある「多様さ」を探った。 from The Observer (UK) Text by Justin McCurry 今年の5月、日の志摩市で開かれるG7(先進国首脳会議)はすでに論争を引き起こしているが、その内容は政策をめぐるものではない。志摩市公認キャラクターとされた「碧志摩メグ」をめぐるものである。メグはこの地域で有名な海女の服装に身を包んだ10代の少女をモチーフにした、漫画のキャラクターである。 だが、海女の多くは60代から70代であり、呼吸装置なしで潜って真珠やアワビを取っている。そこで一部の市民が、メグは海女の現実を反映していない性差別主義的な存在であると非難の声をあげたのだ。その結果メグは市の公認から外れたが、独自の“萌えキャラ”として活動を続けている。 日

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    dowhile 2016/02/21
  • ドイツで反移民感情を煽る「デマ投稿」の主に直撃

    ドイツではここ数ヵ月、反移民感情を煽るデマがフェイスブックで拡散される問題が目立つようになっている。 最近出回った流言飛語は「難民の一団がドイツ北東部の町ロスタウの動物園からヤギを盗み出し、焚火を囲んでそのヤギをべた」というもの。 しかし、ロスタウに動物園はない。これは、動物好きが多いドイツ人の反移民感情を扇動する目的で作られたデマだったのだ。さらに、「難民が行政からの給付金で高価なスニーカーを買っていた」という類の作り話もしばしば出回る。 SNSで見られるニセの情報は、最初に流した人物を特定しやすい。ヤギの話を最初にフェイスブックに投稿したのは、極右色を強めている政党「ドイツのための選択肢」の党員だった。 彼は、「信頼する友人から聞いた話」としてこの風説を流していたが、ロスタウに動物園がないことが判明すると、「友人が町の名前を間違ったようだ」と釈明した。

    ドイツで反移民感情を煽る「デマ投稿」の主に直撃
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    dowhile 2016/02/09