伊藤信太郎環境相と水俣病患者・被害者らの懇談の進行表。「時間を短くしたから後でしゃべらせろと言われた場合」などの記述がある=東京都千代田区で2024年5月10日午後1時11分、山口智撮影 伊藤信太郎環境相との懇談の際に、環境省職員が水俣病被害者らの発言を遮った問題で、環境省は9日、懇談の場の進行表を公表した。司会者が発言を切り上げるよう促すことや、「3分でマイクオフ」という文言を明記していた。 懇談の場は1日、熊本県水俣市内での慰霊式の後に設けられ、8団体の代表が国への要望を述べた。各団体の持ち時間は3分間とされ、複数の団体代表の発言の途中でマイクを切った。 進行表では、各団体の持ち時間が近づいた場合、司会を務める環境省職員が「手短にお願いいたします」と発言者に伝え、「3分でマイクオフ」とすると記載。事前に「マイクをオフにさせていただくこともあるかもしれません」と職員が説明するという表記も