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電子書籍に詳しい東京電機大出版局の植村八潮局長に、今後の出版界で予想される変化、展望を聞いた。 ◇日本型流通モデル、開発を --いま出版界が直面している問題は。 ◆電子書籍を含めてコンテンツビジネスは、端末生産から販売サービスまでを一企業が提供する、アマゾンやアップル、グーグルなど「プラットフォーマー(基本的な仕組みを提供する企業)」の時代になるといわれている。その流れは止められないにしても、すべて米国企業でいいのか。音楽業界のようにほぼ一手に握られることになれば、間違いなく日本の出版活動は続かなくなり、書店や流通の問題というより、日本の国策、出版文化として不幸だと思う。 --対応策は? ◆米国でプラットフォーマーに対抗できるのは、複数のメディアを傘下に収める巨大企業だけ。出版社4000社、書店数1万6000もある日本の出版業界が、このままで対抗できるわけがない。日本の特性を生かした、しか
本来くらべようがないものを英語でapples and orangesと表現するが、今回は実際にiPadとキンドルを使って本を読んでみて、文字通りAppleのiPadに対していかにキンドルがオレンジなのかを思い知らされた結果となった。 ハードやソフトの比較は既にITオタクな人たちがたくさん書いているので、以下は純粋にiPadを電子本端末として見た場合、キンドルとどう違うのかを検証してみる。 まずはiPadを入手。Macファンが店の前に列をなして並ぶ様子がニュースが流れていたようだが、今回は予約注文を受け付けていたので、並ぶ必要は全くなかった。箱から取り出すと、そのままスイッチを入れてすぐに使えるところはマックの他のガジェットと同じ。 ただし、第一印象はずっしり、重い! キンドルの300グラムに対して倍以上の700グラム近くあるので、それもそのはず。これでは気軽に片手で持って本を読むのはムリ。
Kindleで「青空文庫」を読もう サポーターが自動変換サービスを公開 2009年12月 8日 Infostand Photo by Kyosuke Takayama 米Amazonの電子書籍リーダー『Kindle(キンドル)』が日本からも買えるようになって、購入を検討しているガジェットフリークは多いだろう。だが、Kindleには、日本語表示に対応していないという大きな問題がある。でもご安心あれ。フリーの電子図書館『青空文庫』に収められている古今の名著をKindleで読めるよう変換するWebサービスが始まったのだ。もちろん無料だ。 青空文庫は、著作権の消滅した文学書などをデジタル化して公開しているインターネット電子図書館で、ボランティアによって運営されている。11月現在、500人以上の作家の8500以上の著作権の切れた作品を公開している。 Webサービスを開発したのは、青空文庫の熱心なサポ
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