勘定系システムの開発失敗を巡りスルガ銀行が日本IBMを訴えた裁判で、東京地方裁判所は3月29日に約74億円の賠償を日本IBMに命じる判決を下した。スルガ銀が事実上、全面勝訴したともいえる内容だ。4年間にわたった裁判は、ITベンダーとユーザー企業にどのような教訓を残したのか。弁護士やIT業界の有識者への取材から、スルガ銀-IBM裁判の深層を探った。「ある程度は過失相殺が認められると思ったが」。シ
「約111億円」という巨額の損害賠償を求めて、スルガ銀行が日本IBMを提訴したのは2008年3月のことだ。それから3年余り、裁判は終盤戦を迎えているという。システム開発に多少のトラブルは付きものだが、これほど大きな損害賠償請求に至ったのはどうしてか。ここで、裁判で示された問題を振り返ってみよう。 プロジェクト破綻までの経緯と裁判の様子 スルガ銀行は勘定系の次期システムとして、IBMのパッケージ「NEFSS/Corebank」の導入を決め、2004年9月にプロジェクトがスタートした。だが、要件定義を3回繰り返すなどシステム開発は難航。2008年1月の稼働予定を延期した。日本IBMはスコープの大幅な縮小や追加費用を要求したが折り合わず、2007年5月にスルガ銀はプロジェクトの中止を決断した。 スルガ銀が日本IBMを提訴、システム開発の債務不履行による損害など111億円超を賠償請求 スルガ銀行と
新経営システム開発プロジェクトの失敗をめぐり、スルガ銀行が日本IBMに合計約111億円の損害賠償を求めていた訴訟で、東京地方裁判所は日本IBMに74億円超の支払いを命じた(スルガ銀行の発表、 静岡新聞の記事、 ITproの記事)。 スルガ銀行の発表によると、判決はスルガ銀行の被った実損害を全面的に認めた内容で、「74億1366万6128円並びにこれに対する平成19年7月18日から支払済みまで年5分の割合による金員」を支払うよう日本IBMに命じたとのこと。一方、日本IBMは「当社に責任がある旨の結論になった部分は不合理。当社は義務をすべて果たしている」として、控訴する方針を示している。なお、日本IBMの申し立てにより判決は主文のみが公開されており、判決理由は明らかになっていない。訴訟の経緯については、ITproの特集に記事がまとめられている。
「本訴被告は、原告に74億1366万6128円を支払え――」。裁判長が判決主文を読み上げると、スルガ銀行側の弁護士は小さくガッツポーズを見せた。 勘定系システム開発が頓挫したことをめぐり、スルガ銀と日本IBMが争っていた裁判で、東京地方裁判所は2012年3月29日、スルガ銀の訴えを一部認める判決を言い渡した(関連記事1)。東京地裁は、スルガ銀がシステム開発のため支出した費用のうち、開発中止で無駄になったと同行が主張した約74億円を、賠償額として100%認定した。スルガ銀の実質勝利といえる内容である(関連記事2)。 今回の判決のポイントは、プロジェクトの失敗につながる過失がユーザー企業とITベンダーのどちらにどれだけあったのか、という実質部分が問われた点だ。現時点で判決理由が公開されていないため詳細は不明だが、裁判関係者の話を総合すると、日本IBM側のプロジェクトマネジメント義務違反が認定さ
勘定系システムの開発失敗を巡り、スルガ銀行が日本IBMに115億8000万円の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は2012年3月29日、日本IBMに74億1366万6128円の支払いを命じる判決を言い渡した。 スルガ銀行は2000年代初頭に勘定系システムの刷新を計画し、海外製の勘定系パッケージ・ソフト「Corebank」を担いだ日本IBMの提案を採用した。ところが刷新プロジェクトは要件定義から難航。新システムを完成させることができなかった。 結果的にスルガ銀行は日本IBMに新システムの開発中止を通知し、2008年3月に「日本IBMの債務不履行によりシステムの開発を中止せざるを得なくなった」として、日本IBMに損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起していた。 関連記事:“スルガ銀-IBM裁判”を振り返る ■変更履歴 スルガ銀による賠償請求額について、当初の記事では「111億700万円」と書い
日本IBMに約74億円の賠償命令――。4年間にわたりスルガ銀行と日本IBMの間で争われていた裁判で、ついに第一審判決が出た。関係者のみならず、ITベンダー、ユーザー企業それぞれの立場の人々に衝撃を与えた。 第一審では、勘定系システムの開発プロジェクトが失敗したことの損害賠償として、スルガ銀が日本IBMに115億8000万円を求め、その3分の2ほどが認められた。スルガ銀は「本判決は、当社の被った実損害を全面的に認容しており、妥当な判断である」と評価している。これに対し日本IBMは、判決の翌日に控訴したことを明らかにした。同社は「スルガ銀行に対する義務を全て果たしている」と改めて主張している。 スルガ銀-IBM裁判、日本IBMに74億円超の賠償命令 スルガ銀-IBM裁判、「控訴する方針」と日本IBM スルガ銀-IBM裁判、日本IBMが控訴 裁判に至るまでの経緯を簡単に振り返っておこう。スルガ銀
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88 [続報]スルガ銀-IBM裁判、東京地裁はITベンダーの責任を重く認定 - ニュース:ITpro http://t.co/URFcTOGF #itprojp ようやく判決か・・・業界注目の裁判だったけど、やっぱりIBMの無理は通らなかったか 2012-03-29 19:41:57 (๑╹◡╹๑) @tsuchie88 背景的な話をすると、地銀でもユニークな経営で知られているスルガ銀行は、ネット支店の先行例でありほとんど唯一といっていいほど収益を上げてるところなんだが、勘定系システムに関しては80年代に構築された三オンベースのシステムを使い続けている 2012-03-29 19:44:36 (๑╹◡╹๑) @tsuchie88 00年代に入って、都銀に続いて地銀でも三オンの更新時期を迎えると、NEC、富士通、NTTデータ、日立、UNISYSがそれぞれ自社開
2005年12⽉29⽇ 2005年12⽉27⽇ 2005年12⽉27⽇ 2005年12⽉27⽇ 2005年12⽉26⽇ 2005年12⽉26⽇ 2005年12⽉22⽇ 2005年12⽉22⽇ 2005年12⽉21⽇ 2005年12⽉20⽇ 2005年12⽉16⽇ 2005年12⽉07⽇ 2005年12⽉05⽇ 2005年12⽉02⽇ 2005年11⽉24⽇ 2005年11⽉22⽇ 2005年11⽉18⽇ 2005年11⽉17⽇ 2005年11⽉17⽇ 2005年11⽉17⽇ 2005年11⽉16⽇ 2005年11⽉15⽇ 2005年11⽉14⽇ 2005年11⽉14⽇ 2005年11⽉14⽇ 2005年11⽉14⽇ 2005年11⽉11⽇ 2005年11⽉10⽇ 2005年11⽉10⽇ 2005年11⽉10⽇ 2005年11⽉10⽇ 2005年のプレスリリース⼀覧 ここに掲載されている情報
2chで幾つかスレ立ってて、パッケージビジネスの困難とかがブログで語られていたりもするけど、増田では話題にならないのな。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080425/300145/ 日経コンピュータは5月1日号で、スルガ銀行-日本IBM裁判の行方などを探る緊急特集を組む。誌面では訴状を基に、「追加費用」や「到底受け入れられない」提案の詳細、両社が交わした契約の内容について取り上げる予定だ。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080307-OYT1T00002.htm 関係者によると、スルガ銀行は2004年9月、銀行業務全般にかかわる基幹システムを刷新するため日本IBMとシステム
増田が気にしているのは匿名ぶっちゃけトークが聞きたいからなのかな?僕は直接関わったわけではないけれども、同じ業界で働いているので漏れ聞くところから推測出来る範囲(=やばくない範囲)でちょっと言及してみよう。 2chで幾つかスレ立ってて、パッケージビジネスの困難とかがブログで語られていたりもするけど、増田では話題にならないのな。 スルガ銀行とNEFSS 関係の議論は上記から飛んでみて。 一応2chのスレの途中でまとめが出ているのでおいとく (1)NEFSSは、SAPのような各業務アプリまで既製品のガチガチのパッケージではなく、 どちらかといえばシステム基盤やフレームワークに近いパッケージ 基本機能を提供する基盤やモジュールの上に、業務要件定義に従ってJ2EEで アプリを書いていくタイプ つまり、かなりカスタムが必要なアプリ (2)日本の銀行の勘定系パッケージで有名なのは、富士通のPROBAN
勘定系システム(かんじょうけいシステム、英語: core banking、コア・バンキング)とは、主に企業や行政機関において会計勘定処理を行うシステムのこと、特に銀行における基幹システムのこと。1960年代以降はコンピュータシステムが普及した。 銀行における定義[編集] 銀行における勘定系システムとは、狭義には預金勘定元帳を処理し、為替、ATM(Automated Teller's Machineの略称)ネットワーク、対外システムとの接続を制御するシステムであり、銀行における基幹系システムの中核である。しかし、しばしば勘定系以外の情報系・国際系や対外系、インターネットバンキングや営業店端末などチャネル系システムを含んだ、銀行におけるオンラインシステム全般(あるいは、単に基幹系システムと称されることもある)を指す言葉としても用いられ、しばしば混同して用いられることが多い。 勘定系システムは、
日経コンピュータによると、スルガ銀行がIBMに巨額の損害賠償を求めていた裁判が結審し、来年3月に一審判決が出るそうです。 日経コンピュータ11月11日号 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/NC0795.html システム開発の失敗に関するベンダーの法的責任を正面から問う形となった、興味深いこの裁判です。 ちょっと復習してみましょう。 参考: スルガ銀と日本IBMの「動かないコンピュータ」裁判の訴状内容が判明、要件定義を3回繰り返す 2008/04/25 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080425/300145/ 「改変を強要された」、スルガ銀-IBM裁判で日本IBM副会長 2010/06/18 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100615
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