日本のヤクザは、落とし前をつけるときに指を落としますが、指を失うことで社会復帰が難しくなってしまいます。日本には、そんな暴力団を抜けた元構成員のために切り落とした指を関節や指紋、体毛まで本物そっくりに復元する義肢製作所があります。 ヤクザの世界では、反省、抗議、謝罪などの意思表示として指を切断する「指詰め」という違法行為が行われます。しかし指詰めを行うことで、外見から暴力団関係者であることが分かり、社会復帰しにくくなるという問題が発生します。 そこでこの義肢製作所では、元構成員のためにホンモノそっくりな義肢を製造・販売しています。 義肢製作では、指を落としていない方の手を参考にシリコンで形を作り、着色。完成した指は見ただけでは作りものとは分からないほどの精巧さで、パソコンのキーボードを叩くこともできるといいます。 値段は1本で30万円ほど。毎年、20人~30人ほどの指の交換を求める人がおり