大林組は24日、オーストラリアのシドニーで木材と他の構造部材を組み合わせた木造ハイブリッド構造のビルの施工を受注したと発表した。地上39階建ての高さ182メートルで、ハイブリッド構造も含めた木造としては世界一の高さになる。施工中や竣工後の二酸化炭素(CO2)排出量も抑制し、ビルの木造化での脱炭素を進める。シドニー中央駅周辺の先端産業の集積地区「テック・セントラル」で計画されている「アトラシアン
阪神高速道路会社が大阪市北部で整備を進める淀川左岸線の島屋(此花区)-海老江ジャンクション(JCT、同区)間4.3キロが25日開通する。高速道路が増えることで渋滞の解消が期待されるが、トンネル内に速度抑制効果のある壁面塗装(シークエンスデザイン)を施すなど安全対策を徹底した「インテリジェントハイウエー」でもある。開通前の14日、記者は報道公開に参加し、最先端技術の一端を垣間見た。だんだん狭まる壁面の矢印 新開通区間の8割強の約3.6キロは地下を走る「正蓮寺川トンネル」。記者はその一部を歩いたのだが、カーブ直前の直線区間の側壁面に「矢印」のような白い幾何学模様が連続して描かれているのに気づいた。 「何だこれは?」と思いながら奥へ進むと、矢印の間隔がだんだん狭まってきた。 思わず目をこすったのだが、担当者は「奥へ進むにつれ、本当に間隔を狭くしています」とあっさり打ち明けてくれた。 トンネルに入
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