パナソニックが子会社の三洋電機のデジタルカメラ事業を今年度内にも投資会社、アドバンテッジパートナーズに売却する方向で最終調整に入ったことが12日、分かった。三洋はデジカメをオリンパスなど複数のメーカーにOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給しているが、市場の縮小で業績が悪化していた。 三洋のデジカメ事業は現在、三洋子会社の三洋DIソリューションズ(大阪府大東市)が担当。三洋DIの全株式と傘下のインドネシア工場を売却し、売却額は数億円となる見通し。社員約700人の一部はグループ内に配置転換し、残りをアドバンテッジが引き継ぐ方向で調整している。【宮崎泰宏】