2011年3月11日。この日は、日本人にとって忘れがたい日になってしまいました。東日本巨大地震が発生した日です。 まずはこの震災で被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。また残念ながら犠牲となったしまった皆様に、謹んでお悔やみを申し上げます。みなさんの生活が一刻も早く復旧することをお祈りしております。 今回は「過去の震災で、日本人がどのように復興に取り組んできたのか」について分析します。 改めてこの連載の趣旨を説明させてください。本連載『社会を映し出すコトバたち』の目的は、言葉(新語・流行語)の背景にある社会の動きを分析することにあります。 つまり震災当時に流行した言葉を分析することは、その当時の人たちがどのように復興に取り組んだのかを知ることにつながります。このような情報は、現在の日本人が持つべき指針の「ヒント」になるかもしれません。 筆者がテーマとして選んだのは「関東大震災」当時の