ライトノベル&イラストレーション 平成の奇書、現る!『空想東京百景』ゆずはらとしゆき&toi8インタビュー ■平成の奇書、現る! 「奇書、現る!」 08年5月、このコピーとともに、銀のカバーで知られる講談社BOXレーベルから、約500ページの大著が刊行されました。 ゆずはらとしゆきさん、toi8さんのコンビによる『空想東京百景』。12ヶ月連続刊行で話題を呼んだ、西尾維新『刀語』、清涼院流水『パーフェクト・ワールド』の「大河ノベル」をはじめとして、ライトノベル、ミステリといった既存ジャンルの枠を超えた異色作を次々と送り出している講談社BOXの中でも異彩を放つ、「レーベル発足以来、最大級の”奇書”」でした。 その分厚さもさることながら、読者を驚かせたのはその中身。小説あり、マンガあり、絵物語あり、設定資料集あり、そして、それらのすべてを一冊にまとめたことで現れてくる「何か」がありました。『空想