クラウゼヴィッツはナポレオン戦争を体験し近代戦争理論の古典、「戦争論」を著し たプロイセンの軍人。 一方孫子は前500年代春秋時代呉に仕えた武将で「孫子 の兵法」を著した。 クラウゼヴィッツも孫子も戦争は国政の重大事項だとしている。 しかし、本質になると・・・ 『戦争の原型は敵の戦闘力を無効たらしめる絶対戦争にあり』 クラウゼヴィッツ 『百戦百勝は善の善なるものにあらず国を全うを上とし軍を破る はこれに次ぐ』 『上兵は謀を伐つ』 孫子 孫子は戦わず勝つ事を上策とし、戦って勝つ事を下策としている。クラウゼヴィッツ は絶対戦争すなわち敵の兵力を撃滅する事が戦争の本質だとしている。 つまり孫子からみると下策とされる戦って勝つが「戦争」という事になり、ここに両者 の見解は大きく別れる。この両者の見解の相違は時代背景が違う事で説