ウクライナへの侵攻が始まって1週間後、ロシア軍は首都キーウ(キエフ)占領のために60キロにも及ぶ長蛇の大軍を派兵したが、戦車とトラックの隊列は数日のうちに身動きが取れなくなった。 その影には、30人で構成されるウクライナのドローン部隊の暗躍があったようだ。 ウクライナの善戦を支えるドローン部隊の名を「エアロロズヴィドカ(Aerorozvidka)」という。 もともとはITエンジニアやアマチュアの有志が8年前に結成したグループだが、今やウクライナ防衛において欠かすことができない部隊に成長した。 国土防衛に大きく貢献する同部隊だが、ウクライナへの輸出規制のあおりを受け、必要な物資を確保できず苦境に強いられているという。