「魚雷」(ぎょらい)名前くらいはご存知でしょうか。 正しくは「魚形水雷」と呼びます。 魚雷の歴史は古いのですが、日本はこの分野では先の戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)から現在まで最も高性能な魚雷を開発・運用し続けています。 魚雷の構造はざっと「弾頭部(炸薬が入っています)」と「機関部(エンジン・モータ)」「推進機(プロペラ・ウォータージェット)」で構成されています。 先の戦争で日本は「酸素魚雷」を世界に先駆けて開発しました。 これはエンジンの酸化剤に純酸素を使用したもので他国ではなかなか実現できなかった技術です。 通常の窒素の混じった空気は燃焼後に二酸化炭素を排気するため、水面に白い泡の形で航跡が見えるため、攻撃後に発見されやすく回避される可能性が高かったのですが、酸素魚雷は燃焼後に排出するのは、水に溶けやすい炭酸ガスであるため航跡がほとんど見えないものでした。 また、空気と異なり結果的