ネット上で話題になりやすい国、韓国。歴史・政治の議論に加え、最近は新型コロナウイルス対応でも何かと比較され、“炎上”もしやすい。中でも世代間で評価がくっきり分かれるのが「韓流ブーム」だ。 「ヨン様(ペ・ヨンジュン)」が流行った第1次韓流ブームも今は昔。BTSなどのK-POPや韓流コスメを楽しむ若年層の感覚に、ピンとこない中高年の人も少なくないのでは。どうして今の韓国コンテンツは日本の若年層に受け、そして上の世代では受けづらいのか。 そこで、韓流ブームに関する日本の「世代間の断絶」について、朝鮮半島研究の第一人者である政治学者、木村幹・神戸大学教授と、毎日新聞社で韓国の取材を長年手掛け、『反日韓国という幻想 誤解だらけの日韓関係』(毎日新聞出版)を執筆した澤田克己・毎日新聞論説委員に対談してもらった。前後編で迫る。 ――一口に韓流と言っても複雑です。澤田さんの『反日韓国という幻想』(毎日新聞
韓国演歌(トロット)は、韓国人の「恨(ハン)」の情緒を表す大衆音楽として韓国人に慣れ親しんできた。 しかし、いつの間にか韓国を代表する大衆音楽は「K-POP」といわれ、その代表的存在であるBTSは世界中の若者を熱狂させている。 現在、韓国は社会的に世代間格差がある。 特に古い考え方に対する若者の毛嫌いはひどいもので、歴史に対する観点や政治家を見る目などが老若でくっきり分かれている。 そのため、「トロット」と聞くと、一昔前に流行った大衆歌謡、または老年層が歌ったり聞いたりする音楽という考え方であった。 そうしたなか、2019年春にTV朝鮮でプロ・アマ参加の女性トロット歌手オーディション番組「明日はミス・トロット(略してミストロット)」が放送され、同時間帯1位の視聴率(20%越え)を記録した。 TV朝鮮は、地上波の放送3社に含まれないケーブルテレビであるが、通常のケーブルテレビとは異なり、ニュ
日本で活動する歌手ジェジュンが渦中の人物となっている。きっかけは、エイプリルフールについた1つの“嘘”だった。 ジェジュンは4月1日、フォロワー200万人の自身のインスタグラムで「新型コロナに感染した」と告白した。衝撃の投稿にファンは心配の声を寄せ、韓国メディアはもちろん、日本のNHKまでも速報で報じた。 しかしそれから1時間も経たずして、「警戒心…心に刻んで刻みましょう。エイプリルフールの冗談としては行き過ぎではありますが、短い間にたくさんの人が心配してくれました」などと明かした。 (参考記事:【全文】「冗談にしては悪質すぎる」ジェジュンの“新型コロナ感染”投稿に騒然) つまるところ、新型コロナをエイプリルフールのネタに使ったわけだ。 ジェジュンはその後、肺がんで闘病中の父親がいること、新型コロナウイルスに感染した知人がいることなどから、人々に新型コロナウイルスの事態の深刻さと警戒心を持
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