いよいよ日本が危ない。といっても、安全保障上の件ではない。日本国憲法が保障する「表現の自由」の危機。民主主義の危機といってもいい。 出版大手「KADOKAWA」は5日、自社のサイトに「学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ」と題して、次のリリースを発出した。 「来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行を中止いたします」 刊行中止となった書籍は、米国のジャーナリスト、アビゲイル・シュライアー氏の著書『IRREVERSIBLE DAMAGE The Transgender Craze Seducing Our Daughters(=不可逆的ダメージ トランスジェンダー熱狂が娘たちを唆す)』の邦訳版だ。 自身の著書『腹黒い世界の常識』(飛鳥新社)の中で、原書を紹介していた島田洋一氏(福井県立大学名誉教授)