国際体操連盟(FIG)は19日、東京五輪の新体操の採点を巡って、数人の審判が脅迫や誹謗中傷のメッセージを受けていると明らかにした。個人総合で6大会連続制覇を逃したロシア勢の採点に不満を示す声が出ていた。FIGは技術委員会の検証で「審判団に不公平な判断や不正はなかったことを確認した」と結論付けた。 FIGは声明で「最も優秀で偏りのない審判員を客観的に選出するために、厳格な基準を設けている」と指摘し、個人総合と団体総合の成績に変更がないと強調した。 タス通信によると、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のポズドニャコフ会長が、個人総合決勝の採点でFIGの見解をただす考えを示していた。(共同)