タグ

ブックマーク / science.srad.jp (45)

  • カスピ海の権益を巡り「海か湖か」で争っていた問題、イランが譲歩して「海」に | スラド サイエンス

    ヨーロッパとアジアの境目にあり、ロシア連邦、アゼルバイジャン共和国、イラン、トルクメニスタン、カザフスタンの5か国に面しているカスピ海は、日の国土面積に近い374,000㎢という面積を誇るが、一方で海とは直接繋がっておらず、「湖」とされている。しかし、湖と海では面している国の権益が変わるため、カスピ海は「事実上海として扱う」ということで周辺5カ国が同意したそうだ(産経新聞)。 湖の資源は沿岸各国に均等に配分されるが、海の場合は沿岸線の長さに応じて領海が設定される。そのため、沿岸線が短いイランはカスピ海を湖として扱うと不利益を被ることになる。また、湖底には原油や天然ガスなどの天然資源が存在することもあり、海として扱いたい4か国とイランが対立していた。今回の合意の背景にはアメリカによるイラン制裁を受け、イランがロシアとの関係強化を望んでいたことがあるようだ。

    maRk
    maRk 2018/09/19
  • ドリアンの匂い成分が解明される | スラド サイエンス

    ドイツの研究者らの解析によって、ドリアンの臭いの元となっている成分が見つかった。結果から書くと、 ethyl (2S)-2-methylbutanoate1-(ethylsulfanyl)ethane-1-thiol の混合物が主要な物質だそうだ(Chromatography Today、Journal of Agricultural and Food Chemistry掲載論文)。 ガス・クロマトグラフィでドリアンの19種類の物質を揮発物を調べ、戦闘力の高い匂い物質は以下の3つと推定された。そしてうち2つを混合したところ、ドリアンの特徴的な匂いを再現できたという。化学者は匂いの強さをOdour Activity Values(OAV)という単位で表すそうで、品に100,000OAVを超える物質があることは珍しいそうだ。 ethyl (2S)-2-methylbutanoate(OAV

    ドリアンの匂い成分が解明される | スラド サイエンス
    maRk
    maRk 2017/03/23
  • Amazon.comやBlue Originの創業者ジェフ・ベゾス、NASAに月への「宅配」を提案 | スラド サイエンス

    Amazon.com創業者のジェフ・ベゾス氏は、民間宇宙開発企業「Blue Origin」の創業者という顔も持っているが、このベゾス氏がNASAに対し月面への物資輸送を提案しているそうだ(読売新聞、CNET Japan)。 この提案は月面での人類の居住を前提としたもので、輸送にはBlue Originの開発する大型ロケットを使用し、料や備品、居住設備の整備に必要な物資などを配送するというもの。最終的には月への商用配送サービスの実現を目指す方針のようで、そのためにNASAの支援を求めているようだ。 なお、米国で宇宙開発を手がける企業にはBlue Originのほか、Tesla Motorsの創業者であるイーロン・マスク氏によるSpaceXや、VirginグループのVirgin Galacticなどがあるが、MIT TechnologyReviewによると、これら企業の事業は「他社から支払

    Amazon.comやBlue Originの創業者ジェフ・ベゾス、NASAに月への「宅配」を提案 | スラド サイエンス
    maRk
    maRk 2017/03/07
    (居住前提であれば、月以外の候補地が見つかってからでも遅くはないという印象)
  • 国際がん研究機関、 コーヒーに発がん性はなく、高温の飲み物にはリスクがあるとの研究結果を発表 | スラド サイエンス

    世界保健機関(WHO)が、コーヒーの飲用とがんの発症には因果関係がないとの結論を発表した。ただし、「とても熱い」飲料については発がん性が疑われるという(Reuters、農林水産省の「個別危害要因への対応(健康に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質) > 最近の話題」)。 国際がん研究機関(IARC)で25年かけて研究した結果によると、「非常に熱い飲み物(65℃以上)」は道がんのリスクが高まるとのことで、「ヒトに対しておそらく発がん性がある」との分類になっている。いっぽう、コーヒーおよびマテ茶については「ヒトに対する発がん性について分類できない」に分類されている。

    maRk
    maRk 2016/06/28
    自宅では淹れてもすぐ飲むことなくて冷めた頃のを飲んでる
  • 「希ガス」という表記は今後「貴ガス」になる? | スラド サイエンス

    ヘリウムやネオン、アルゴンと言った18族元素は「希ガス」と呼ばれている。英語では「rare gas」となるが、この呼称はかつてこれらのガスを抽出するのが困難だったなごりだ。しかし、実際にはそれほど稀な存在ではない。そのため、英語では「noble gas」と呼ばれるようになっている。これを受けて、高校の化学の教科書でもこれらを「貴ガス」と呼ぶものが登場しているらしい(Togetterまとめ、河合塾による新課程研究会レポート:11ページ目に解説がある)。 ということで、現代では「希ガス」を「貴ガス」と書いても誤りではないようだ。

    maRk
    maRk 2014/10/30
  • STAP問題の裏にインサイダー疑惑 | スラド サイエンス

    STAP細胞絡みの、少なくとも学術的な騒動についてはほぼ収束した状態ではあるが、この騒動に絡んだインサイダー取引で一儲けした人がいるのではないかという話が出ている模様(JBpress)。 STAP細胞の発表により株価が急騰した企業があり、STAP細胞の研究陣もその企業に絡んでいた、という話らしい。 JBpressの記事は雑誌「新潮45」7月号に掲載された記事を紹介したもので、それ以外の新たな情報はほぼない。今年4月末にはすでにSTAP細胞に絡む株価操作疑惑の話は挙がっていたようだ。この記事によると、STAP細胞の作製に使われた細胞シートを作っていたセルシードというベンチャー企業の株価はSTAP細胞論文の発表後に急上昇し、その後嫌疑が出たことで下降していったという。

    maRk
    maRk 2014/06/25
  • 「π」を使用したデザインのTシャツは商標侵害? | スラド サイエンス

    米国で1月に「π」の商標登録が認められ、商標を取得したPaul Ingrisano氏(PI Productions Corp)がグッズプリントサービスなどを行うWebサイトに商標侵害を申し立てているそうだ(US Serial Number:85785006、 Jez Kemp's Blogの記事、 家/.)。 登録された商標はWikimediaにあるπ記号にピリオドを組み合わせたもの。しかし、商標侵害の申し立てはピリオドの有無にかかわらず行われているようで、Zazzle.comではπのデザインされたTシャツなど衣服を大量に削除したという。Zazzleでは、調査が終わるまで関連商品を除外していると説明し、ユーザーフォーラムのトピックを閉じている。他にもPaul Ingrisano氏は、πと同様にTシャツなどのデザインによく使われる「I<3」(I love)といった記号の商標を出願していると

  • 理化学研究所がSTAP細胞作製に関する実験手技解説を発表 | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2014年03月06日 18時45分 ハーバード大が作ったと言っているものはスルーされているのだろうか 部門より 理化学研究所がSTAP細胞作製に関する実験手技解説を発表しました(理研の発表、公開された作製方法ドキュメントPDF)。 タレ込み人はまったくの門外漢ではあるものの、公表された資料にはIMPORTANTと記された注意書き(?)が多数あり、やはり論文には載らなかったテクニックやノウハウ的な部分がいろいろあるのだなという印象を受けました。専門家の方に細かい解説をしていただけるとありがたいです。

    maRk
    maRk 2014/03/06
    (日記のほうが繁盛してて、タレコミのほうはノーマーク状態になってないのだろうか)
  • 竹炭を使った放射性物質の「画期的な」除去方法 | スラド サイエンス

    中京大学人工知能高等研究所の野浪教授らのグループが、竹炭が放射性物質のヨウ素やセシウムを吸着する優れた特性を持っていることを証明する実験結果を発表したとのこと(中京大学のプレスリリース)。 それによると、濃度26ppmのヨウ素と20ppmのセシウムを溶かした水溶液を用い、ゼオライトと粉にした竹炭についてヨウ素とセシウムの吸着能力を比較したところ、竹炭はゼオライトに対しヨウ素で5倍以上、セシウムで74%の吸着能力を持っていることが分かったとのこと。 竹炭は燃焼させて体積を減少させられるため、ゼオライトに比べ、吸着済みの廃棄物を保管する体積を大幅に減少させる事ができるという。

    maRk
    maRk 2013/12/03
  • カナダ・オタワ市、野鳥を追い払うために無人機を投入 | スラド サイエンス

    カナダガンやカモメなどの排泄物による河川や公園の汚染に悩まされているカナダ・オタワ市では、これらの野鳥を追い払うために無人機を投入したそうだ(Ottawa Citizenの記事、 CBC Newsの記事、 AFPBB Newsの記事、 家/.)。 市内を流れるオタワ川のペトリーアイランドでは、カナダガンやカモメの排泄物による汚染がひどく、ビーチが閉鎖されることもあったそうだ。対策として投入されたのは無線操縦の小型ヘキサコプターで、地面すれすれを飛び回ることで鳥たちを驚かせ、追い払うことができるという。ただし、カナダガンは一度逃げると翌日まで戻ってこないが、カモメは繰り返し追い払う必要があるとのこと。そのため、おもちゃのラジコントラックを別途走り回らせてカモメを追い払うということもしているそうだ。無人機が導入された7月末以降は川の水質が改善し、カナダガンの集まっていた東側のビーチを閉鎖せず

    maRk
    maRk 2013/08/25
    \(^o^)/
  • トウモロコシの粒の数は必ず偶数 | スラド サイエンス

    日経新聞の記者が、「トウモロコシの粒は必ず偶数である」というのを実際に数えて確かめている。その結果、636粒で当に偶数だったという(日経新聞)。 トウモロコシの専門家曰く、トウモロコシの粒はもともと雌花で、花は2つ1組で咲くため、必ずその数は偶数になるという。記事によれば、トウモロコシの雄花と雌花には法則があり、茎の途中の節1つに、2つの花が1組となって付くという。トウモロコシを輪切りにしてよく見てみると、1つの軸に2つの粒が付いていることが分かる。トウモロコシの粒が必ず偶数になるのは、粒の元になる雌花が2つ1組で軸に付くからなのだとしている。

    maRk
    maRk 2013/08/09
    (地味に裏を取ってますのアピール??)
  • 近所に迷惑をかけない屋外照明を設置するには? | スラド サイエンス

    最近、我が家の屋外照明がまぶしいとの苦情を隣人から受けた。問題を解決しようとしているうちに照明がもたらす問題に関する記事を読み、より大きな問題として考えるようになった。新しい照明技術もある中で、屋内と屋外・公共の空間と個人的な空間の照明に関して考える良い機会ではないかと思う。我が家の問題は照明をスポットライトに交換することで解決したが、色付きの照明を設置することも検討した。必要な場所を照らしつつ、余分な明かりを漏らさず、近所に迷惑をかけないためにはどうすればよいだろうか。

    maRk
    maRk 2013/07/28
  • ゲーマーは視覚的感覚が鍛えられている | スラド サイエンス

    ゲーマーはゲームを長時間行うことで視覚的感覚が鍛えられており、より多くの情報を視覚から得ることができるのだそうだ(家/.、Duke記事)。 Duke大学の研究チームが、視覚的感覚記憶テストで被験者のゲーマー125人とゲームを行わない被験者125人との比較を行った。円上に並んだ8個の文字を1/10秒だけ画面上にフラッシュさせ、13ミリ秒から2.5秒のインターバル後に矢印を表示して先ほど文字が並んでいた場所の1カ所だけを指し、そこにあった文字が何であったかを言い当てるというテストである。アクション・ビデオゲームに熱心なゲーマーらはゲームをしない人達に比べて、いずれのインターバルにおいても、テストの結果が良かったとのこと。 おそらく、ゲーマーは視覚からの情報を素早く捉えることができ、また視覚から得られた情報をもとにより正確な決断を下すことに長けているのではないかとのこと。

    maRk
    maRk 2013/06/14
    石井ぜんじさん辺りを被験者としてテストしてみてほしいです
  • クローン人間の作成はハードルが高い | スラド サイエンス

    Nature電子版に、クローンによるヒトの幹細胞作成についての話題が取り上げられている(MSN産経ニュース)。 近年ではバイオ関連技術が発達し、先日もヒトの皮膚細胞からES細胞を作り出すことに成功したと報じられた。しかしNature電子版の記事では、現在の手法では人のクローン胚を母体に入れても「クローン人間」は誕生しない、という研究チームの立花真仁研究員らの見方が紹介されている。立花研究員によれば、今回と同様の手法で作ったサルのクローン胚は、全て流産して子ザルにならなかった。「高等霊長類とそれ以外の哺乳類の間には大きな壁がある」とみているという。

    maRk
    maRk 2013/05/21
    マモー。。
  • 子供達の睡眠不足は学習に悪影響 | スラド サイエンス

    裕福な国ほど、子供達の睡眠不足問題が深刻化しているようだ。米国では9~10歳児の73%が、そして13~14歳の学生の80%が睡眠不足に陥っているのだという。睡眠不足が学習に与える影響を調べた新たな研究によれば、子供達が深夜遅くまで携帯電話やノートPCといったデバイスを使用できるようになったことが関連しているのではないかとのこと(家/.、BBC記事)。 睡眠と学習との関係を研究するTIMSS and PIRLS International Study CenterのChad Minnich氏によれば、子供は睡眠時間が多いほど数学と科学、リーディングの成績が良いのだそうだ。また学校の教師は、睡眠不足のため能力を発揮できない子供達に合わせて授業内容のレベルを下げなければならず、結局は睡眠を充分にとっている子供達にも悪影響が及んでしまっているとのこと。 同記事では、子供達が睡眠を充分にとっている

    maRk
    maRk 2013/05/10
  • 脳は他者への共感と分析的思考を両立できない | スラド

    「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧される、ということがケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究で明らかになったそうだ(EurekAlert!、家/.)。 脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。 実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという

    maRk
    maRk 2012/11/06
  • バイリンガルな子供は「頭がいい」? | スラド サイエンス

    バイリンガルな子供はそうでない子供と比べ、問題解決スキルや創造的思考が長けているそうだ (英ストラスクライド大学のニュースリリース、家 /. 記事より) 。 バイリンガルであることは子供にとって有益であると捉えられることが多いが、子供が混乱する恐れがあるとの見方も見受けられる。しかしこの研究では二つの言語を操ることは言語分野のみならず、算数や問題解決能力、更には創造的思考をも発達させることが示唆されたとのこと。また、ボキャブラリーにおいては単語の知識だけではなく、意味をより細部まで豊かに把握する力がつくという。他にもバイリンガルの子供は関係ない情報を排除し、重要な情報に集中することができる「選択的注意」と呼ばれる能力も高いことが分かったとのこと。 二つの言語を切り替えるのには「頭の回転」とも言える精神的な敏捷性が必要であり、これが訓練されることにより他の思考型の発達も促されるのではないか

  • CERN、「ヒッグス粒子」らしきものを発見したと発表 | スラド サイエンス

    4日の記者会見で欧州合同原子核研究所(CERN)が神の粒子とも呼ばれる「ヒッグス粒子」を発見したという内容を公表するとの期待が広まっている。「ヒッグス粒子」の提唱者であるPeter Higgs氏が4日の記者会見に呼ばれていることも、この憶測を加速させる要因となっている(mailOnline、ウォールストリートジャーナル日語版、家/.)。 ヒッグス粒子は、存在が確認されると宇宙において質量を持つ物質もあれば、エネルギーしか持たない物質もある理由が説明できる。素粒子が宇宙でどのように相互作用するかを説明する「標準理論(Standard Model)」の不完全な部分を補うものとされている。 これまで、ヒッグス粒子の質量が何であるのか分かっておらず、手探りで存在を追求してきたが、昨年12月、CERN監督下の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での実験の結果、存在する可能性のある質量レンジが限定さ

    maRk
    maRk 2012/07/04
  • ニュートリノ、「超光速」撤回 | スラド サイエンス

    京都市で開かれているニュートリノ・宇宙物理国際会議で名古屋大の小松雅宏准教授により正式に発表されたもの。GPS による時刻同期において、ニュートリノ到着側の機器の光ケーブルの接続部に 1.5 ミリの隙間があり、この接続不良による測定ミスが原因とされており、5 月の再実験の結果、ニュートリノの速度は光速と誤差の範囲で同じだったという。

    maRk
    maRk 2012/06/11
  • 専門知識で道路交通法違反の罰金逃れたロシア人教授 | スラド サイエンス

    米国で、「停止線で止まらなかった」として罰金を請求されたロシア人物理教授が、警察官が目を離した3秒の隙に一時停止して再度加速したことを証明して罰金を免れたそうだ(The Voice of Russia、GIZMODO)。 教授は「大きな車に隠れて教授の車が警官から見えなくなっていた3秒の間に完全に停止するまでブレーキを踏み、その後時速35キロのスピードまで加速した」ことを示す論文を作成したという(MailOnlineの解説)。 教授は大学のブログの中に計算を公表、計算に誤りのあることを明らかにし、学生にそれを見つけるよう提案するというオチがついている。

    maRk
    maRk 2012/04/24
    論文などとしている、事実上の言い逃れみたいなストーリーです