そんな中、最近、スーパーの食料品売り場に、ある変化が起きているのにお気づきでしょうか。 じつは冷凍食品の売り場がどんどん増えています。それも従来のように、冷凍食品だけが一カ所に集められているのではありません。 いつもの肉売り場の冷蔵ケースの横に、背の高い縦型の扉付き冷凍ケースを設置し、そのなかに冷凍肉や、肉を使った冷凍のお総菜を並べる。あるいは魚売り場のすぐ隣に、冷凍の魚の切り身や魚介類、そして「殻付きあさりのガーリックバター風味」「エビとブロッコリーのバジルバターペンネ」といった比較的高価な冷凍総菜も置く。こんなふうに、今までにない売り方をするようになったのです。 冷凍食品といえば、少し前はスーパーの安売りの目玉商品でした。毎日のように4~5割引のセールがおこなわれ、「半額!」という派手なポップが躍っていたものです。 しかし新しい冷凍食品売り場には、まるで輸入食材を扱う高級スーパーのよう