変化に適応できるものだけが生き残る ダーウィン(1809〜1882年)が『種の起源』を発表したのは、160年以上前の1859年です。ダーウィンは、ものすごく丁寧に動植物の観察を積み重ねて、生物は共通の祖先から分岐して自然淘汰とうたによって進化したという結論にたどり着きました。 現在ならDNAを調べれば、すべての動物が共通のDNAバーコードを持っていることがわかりますが、この頃はまだ進化の法則が明らかになっていませんでした。ダーウィンは、自分自身の観察からこの結論を導き出したのです。これはまさに優れた学者の先見性と言えるでしょう。 ダーウィンはこの本の中で、生物に変異が生まれるのは、偶然によって起きた変異がたまたま優位に働くことがあるからだと繰り返し書いています。生物にとって優位に働いた変異はそのまま残って、そうでない変異は排除されます。それが「自然淘汰」です。 常に変化している世界では、賢
アダルト業界でデザイナーとして働いていた頃、 あるデザイナーの「ゆるやかな死」を見たことがある。 ここでいう「ゆるやかな死」というのは、 「アウトプットの決定的な低下」のこと。 ▼ 音声で聞きたい方はこちらからお聴きくださいb ▼ エースデザイナーの「異変」その人(以後、Nさんとします)は僕が新卒入社する前から、DVDジャケットのデザインを1ヶ月で10点前後作り続けている現役バリバリのグラフィックデザイナーだった。 月で10点は、ジャケット以外の業務も含めれば余裕で週3くらいは残業が必要な量。それをNさんは月に1回くらいの残業で平気にこなす。 言うなればエース、シニアとも言えるデザイナーさんだった。 そんなNさんがある時から変化が生じ始める。 アウトプットのテンプレ化AVは「シリーズもの」が多い。 かの有名な「マジックミラー号」も、様々なシリーズ、企画内容が出ているが、それらをまとめて「マ
定番化したネットの大論争「カップ麺は節約か否か」 インターネットやSNSで定期的に大きな論争になるテーマがある。「コンビニでカップ麺を買うのは節約にあたるか否か」である。 つい先月のツイッターでも、貧困問題に取り組む方がこのテーマを口にしたところ、激しい批判が起きて「炎上」状態となり、そのまま大激論となった。 昼食代を節約しようとカップヌードルを買ったら231円。思わずレジの金額表示を三度見した。 路上で暮らしながら空き缶や段ボール収集で雀の涙ほどの現金収入を得る人、ビッグイシューの雑誌販売者が量販店で100円のカップ麺を夕飯にしていたのを知っている。今後はカップ麺も高級品になるのか。 — 小林美穂子 (@xiaolinmeisuizi) September 24, 2022
仕事、子育て、介護……40代は公私ともに忙しくストレスが多くなる。どのように過ごすのが理想なのか。作家の本田健さんは「20、30代は比較的ポジティブな時間が多いですが、40代になると、仕事や家族が“モンスター”となって自分の人生や時間を奪われてしまう人が多い。何にノーと言い、イエスと言うかを決めるべき」という――。 愛する人たちが“モンスター”になり、あなたの人生を呑み込んでしまう 「40代」になって、ストレスが増えたと感じる人も多いのではないでしょうか。 介護のやり方や遺産相続の問題で、親や兄弟姉妹と、気まずくなったということが起き始めたりします。「20代」「30代」では、人生は、比較的ポジティブなサイドに移動するのですが、そこに影が差し込んでくるのが、「40代」という年代だと僕は思っています。気をつけておかないと、知らないあいだに「自分」を失うことになります。 たとえば、 ・「仕事」に
「努力すればなんとかなる」という無責任なセリフ 私は、普段「それ言っちゃおしまいよ」と思うだろうことをたくさん言います。 例えば、「世の中は結局、親次第。親が裕福かどうか美貌の持ち主かどうかで、子どもの運命の8割は決まってしまうよね。その差を努力で埋めようとしても無理でしょう」などと言います。 意地悪な言い方だとは思いますが、理由があって言うのです。「努力すればなんとかなる」という無責任な、しかし耳触りのいいセリフを打ち消すためのフレーズなのです。これを言うことによって、努力の空回りの中にいる人を救おうという企たくらみです。 そもそも、恵まれた環境に生まれた人を見ていると、それほど幸せそうでもない。みんなに期待をかけられるから、背負うものが大きすぎて大変そうです。しかも、日本では上流階級といってもタカがしれているし、階層が不安定ですから、ちょっと油断しているとすぐに没落してしまいます。 「
スポーツ選手には4月生まれが多い 小学校の入学式をのぞいてみると、同じ小1同士でもかなりの体格差があることに気がつく。授業参観では、子どもたちの間には言葉の発達の早さにも違いがあるし、「しっかりしている」子とそうでない子の違いも大きいとわかる。こうしたクラス内の子どもたちの心身の発達度合いの差のいくらかは、生まれ月によるものだ。日本の制度では、4月生まれの子が学年内で年長になり、いわゆる早生まれとよばれる1-3月生まれの子どもたちは学年内で年少にあたる。 学年内の年齢差が小1の子どもたちにとって大きな差を生み出すのは意外なことではない。しかし、相対年齢、つまり学年内の年齢差が大人になってからも違いを生み出していると聞くと驚く人も多いだろう。 これまでの様々な研究は、生まれ月による格差は大人になっても完全には消えないことを明らかにしてきた。プロ野球選手やJリーガーのようなスポーツ選手には4月
「死に至る病とは、絶望のことである」と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。キルケゴールにとって、絶望とは、神を信じられないことを意味した。 だが、今日、「死に至る病」とは愛着障害にほかならない。愛着障害とは、神どころか、親の愛さえも信じられないことである。そして、キルケゴール自身も、愛着障害を抱えていた――。 合理的な考えによれば、親の愛などなくても、適度な栄養と世話さえあれば、人は元気に生きていけるはずだった。だが、そこに致命的な誤算があった。 特別な存在との絆である「愛着という仕組み」がうまく働かないと、生存にも、種の保存にも、重大な支障が生じるのである。全身傷だらけになりながら、自傷や自殺企図を繰り返すのも、稼いだ金の大半を、吐くための食品を買うためや、飲み代やホスト通いに費やすのも、物や金の管理ができず、捜し物と借金に追われ、混乱した人生に沈むのも、原因のよくわからない慢性の痛みや
極東の珍獣 @ashikagunso お正月に両親の実家でやるべきことは「TVにネトフリかアマプラのアカウントを入れる」。 年寄りを放っておくと無料のYoutubeを見続け、半年もすると見事な陰謀論ジジイが完成する。 実家のテレビに自分のアカウント入れて帰る時にうっかりそのままにすれば、陰謀論のかわりにイカゲームを見てくれます 2022-01-02 14:13:10 極東の珍獣 @ashikagunso 退役スタートアップ軍曹。営利10億超から債務超過まで。学生起業→GAFA内定蹴る→外資IT→モバイルBtoC経営→バーティカルCtoC起業/経営→?。ネットイキリは引退しました。オーシア第444飛行隊/星井/北条/401/ENL/西木野/渡辺/テイオー/ピクミンLv100。赤十字重課金者/紺綬褒章受章。
ぼくはプロバスケ選手になるはずだった。 小学生のころから夢はバスケ選手。中学時代は、関東圏のガードの中では指折りの選手だといわれ、日本人初のNBAプレーヤー、田臥選手とならんで「平地か田臥か」と評されることもあった。将来はプロバスケ選手になると、自分も周囲も疑わなかった。 でも、現実はそう甘くなかった。 夢だったプロにはなりきれなかった。転職した会社では、慣れない仕事に精神的に追い込まれ、リストラも経験した。 それでもいま、ぼくは自分のことを心から幸せ者だと思う。 10年前に会社を設立し、ついてきてくれる仲間と、自分らしくいられる居場所がある。そしてまた、スポーツ業界に戻ってくることができたからだ。 * これは、ぼくがバスケ選手を引退してから、起業するまでの話。 いま、夢を追いかけるのがしんどくなったり、仕事や部活で苦しんでる人に、ちょっとでも希望をもってもらえたら、とてもうれしいです。
『世の中には2種類の人間がいる。 女性声優か、それ以外だ。』 普通に漫画やアニメがゆるっと好きだったくらいのオタクだった私が、 女性声優さんという存在を認識し、応援するようになってから 10年近く経ちそうな感じになってきました。 時の流れが早くてびっくりします。 何かを好きでいるスタンスなんて人それぞれだと思うのですが、 自分は自分なりに『こういう風であれたらいいな』という 女性声優さん達への応援のスタンスが出来てきたかもしれないと 思ったので、ちょっと文章にしてまとめてみることにしました。 勿論、私の考え方やスタンスなので、違う人がたくさんいて当然ですが、 もし何か、そういうの良いねって思えるような事があったら嬉しいです。 私にとって、女性声優さんとは光… 心を癒してくれて、元気をくれる、女神のような存在です。 辛い事があっても、彼女たちの演技や、歌や、お話や、 素敵な姿に触れる事で、だ
こんにちは 初のnote投稿です なんで急にnoteを書き始めたかと言うと… 私は平日フルタイムで会社員(正社員)をしながらアイドルとして活動しています そんな私が日々思うことや感じたこと 少しでもみなさんに知ってもらいたいなと思ったからです 昔からずっと文章書いたりすることが苦手で 始めるかすごく悩みましたが 気張らず自分のペースで ゆるっとのんびり書いていこうと思います 今日は記念すべき初めての投稿なので たまに聞かれる 「なんで私がアイドル活動をするのか」 について書きたいと思います 私は今年28歳になりました 地元の友達も高校・大学の友達もどんどん結婚して インスタを開くたびに結婚報告・出産報告 そんな中でなぜ私は会社員をしながらアイドル活動をするのか ちょっと昔に遡ります 小学5年生のとき 「モーニング娘。になりたい!」 そういって遊園地でたまたま見かけたポスターの 歌劇団・団員
「好きを仕事にしよう」「やりたいことで生きていこう」という言葉は聞き飽きてしまった若者も少なくない(写真はイメージです)。 shutterstock/ Wunlop_Worldpix_Exposure 「好きを仕事にしよう」「やりたいことで生きていこう」 数年前からこんな耳ざわりのいい言葉が流通した。メディアのキャリア系インタビューやSNSはこういう言葉であふれたし、ブームっぽくなっていたのも事実だ。 ただ、Z世代はじめ若年層にとって、この言葉は少々鬱陶しいものになっているのかもしれない。 「やりたいことって、ないといけないの?」 「やりたいことを見つけるためには」「好きを仕事にする方法」 SNSにあふれるこんなキャリアに関する「考え方」は、キャリアに悩む人や就活生といった当事者「以外の人」たちからの発信が多い。 20代の人たちと話していると、明らかにこういう情報を本人の希望とは関係なく浴
積水ハウスの男性育休取得率は100%だ。取得期間も1カ月以上と長い。 同社は2018年9月に「イクメン休業」制度を導入。3歳未満の子を持つ全ての男性社員が1カ月以上の育児休業を取得するようにした。 しかし、始めからスムーズに制度が受け入れられたわけではない。従来は男性の育児休業の平均取得日数は2日程度だった。この制度を導入すると聞いた社員からは「営業職は休めないだろう」「本当にうちの会社の話ですか?」といった戸惑いの声が上がった。ハウスメーカーでは、現場監督や営業など、現場に立ち会うことが重要な職種も多いので、男性社員の困惑は想像にたやすい。 それから3年の月日がたち、制度はすっかり定着した。社内で子どもができた同僚がいると、男女問わず「育児休業はいつから取得するの?」といった会話が当たり前にされるほどだ。この間に、何があったのか。育休の活用を推進するESG経営推進本部ダイバーシティ推進部
プロテニスの大坂なおみ選手が「うつ」状態を告白して休養していたが、東京五輪開会式で聖火リレーの最終走者として点火した姿は世界中の人々を勇気づけた。だが、その後の予想外の敗退は、メンタルケアの難しさを印象付けることにもなった。 その大坂選手より前に、現役時代のうつ病を告白し、手記を出版した双子の元Jリーガーがいる。サッカーJ1、サンフレッチェ広島(広島市)の森﨑和幸さんと浩司さん(40歳)だ。共著『うつ白~そんな自分も好きになる』(TAC出版、2019年)には、心の葛藤や症状、対処法が素直に書かれている。 「森﨑ツインズ」としてファンに愛され、いまはチームのスタッフとして働く2人は「僕らの経験を、相談できずに悩んでいる多くの人たちに役立ててほしい」と話す。最近では女優の深田恭子さんが「適応障害」で休養に入るなど、メンタルヘルスの理解が進む環境になりつつあり、心も体も強靭と思われていたアスリー
「毒になる親」略して毒親。この言葉は、親との関係に悩む人なら一度はぶち当たったことのある単語だろう。 私もいわゆる「毒親」といわれる親のもとで育った。親はいわゆるスピリチュアル系。私が反抗すれば霊障のせいと除霊に走る。相談をしてもすべて神様しだい。信仰に走るあまり、食事や学校行事がないがしろにされる。毒親というより、毒”電波”親である。 私から見れば霊を都合よく利用して、親という役割から逃げていた未熟な大人にしか見えない……と今なら冷静に振り返ることもできるが、10代の頃は「殺すか、殺されるか」くらいの対立を経験した。 そして30代。私は親と絶縁をせず、今に至る。 毒親対策では「逃げろ」が一般的 毒親という単語が普及するにつれて、「毒親対策」のコンテンツも増えた。大体は、毒親の子たちが書いた本だ。そして、本のメッセージは「逃げろ」に集約される。実家で親に縛られる必要なんかない、黙って引っ越
≫ フルリモート勤務も可能!「やりたいことをできるに変える」職場で働きませんか? さくらインターネット代表の田中です。この連載は「働くすべてのビジネスパーソン」に向けて書いていきます。 最近、多様性が大事だとよくいわれます。多様性が大事な世界がどうして訪れたのでしょうか。この20年間でインターネットを通じて人が繋がりはじめた。これが背景にあると思います。インターネットによって個人が意見を発信できるようになったことは非常に大きいです。 メディアでなくても、TwitterなどのSNSで個人の投稿がバズって注目されることがあります。それが健全かどうかは置いておいて「誰もが情報発信できるようになった」事実を受け入れる。ここからはじまります。 多様性が大事というのはもちろん、そもそも多様なものを無理やり一つにまとめられなくなったのです。 画一化と包摂性 1980年代は、個性をなくしてみんな同じ考え方
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