小松天満宮 発見から20年間の調査報告 小松市天神町の小松天満宮で2003年8月に見つかった江戸時代末期の大太刀の研磨作業が終わり、6~8日に境内の宝物館で展示される。20年間の調査や研磨作業での判明点の報告が3日、天満宮であった。 大太刀は全長155・5センチ、刃長119・4センチ。刀には作者の「源吉真」の名前と、奉納日の慶応4(1868)年、戊辰正月吉日が刻まれている。奉納額の表面には奉納時の世話人を務めたとされる「新鍛冶町若連中」の文字が書かれている。
射水市の「放生津(ほうじょうづ)八幡宮祭の曳山(ひきやま)・築山(つきやま)行事」(国の重要無形民俗文化財)の築山行事が2日、放生津八幡宮で行われた。 山に見立てた臨時の祭壇「築山台」を境内に設置し、海上から神霊を迎える行事。築山台は2段のひな壇で上段中央に「ウバガミ」または「オンババ」と呼ばれる主神(しゅじん)人形を飾り、四隅に甲冑(かっちゅう)姿の四天王を配置。地域にゆかりがある人物や歴史をテーマに毎年、作り替える飾人形(かざりにんぎょう)「マロウド(客人)」が見もの。 今年は、室町時代の「明応の政変」で、放生津に下野して幕府を置いた室町幕府10代将軍の足利義材(よしき)(1466~1523年)の没後500年。飾人形は、義材が琵琶湖(滋賀県)の竹生島(ちくぶしま)から弁財天の札が届けられたことに感謝を表している様を表現した。弁財天、義材、放生津城を拠点にした武将の神保長誠(ながのぶ)、
高岡市の勝興寺の国宝指定を記念した企画展「縁YUKARI 歴史を支えた人々」が、30日から同寺で開かれる。所蔵の重要文化財「洛中洛外図屛風(びょうぶ)」が同寺では2018年以来5年ぶりに特別公開される。11月5日まで。 (武田寛史) 同寺が500年以上の歴史の中で本願寺、加賀前田家、公家、門徒衆と築いてきた関係性が見て取れる宝物や古文書を集め、同寺の歴史的な背景や文化的な価値を紹介する。 洛中洛外図屛風の特別公開は30日~10月22日。10月23日~11月5日は「日月花木図(じつげつかぼくず)屛風」に展示替えする。展示は第1章「勝興寺伽藍(がらん)の成立」と第2章「寺宝が彩る勝興寺の歴史」に分け、国宝指定された本堂と大広間及び式台などを会場に51点を展示している。 親鸞聖人の正面向きの肖像画「親鸞聖人等身御影(とうしんのごえい)」や親鸞聖人600回忌法要の執行に際して寄進された13段重ねの
寄進で玉垣など改修 園児が散華で祝う 高岡市民が親しみ、日本三大仏として人気がある高岡大仏は今年、建立90周年の節目を迎えた。記念事業として改修した玉垣などの完成を記念する法要が21日、大仏前であり、高岡保育園の4、5歳児36人が大仏の台座から紙製の蓮華(れんげ)をまく散華(さんげ)で祝った。 (武田寛史) 今回の整備は、1971(昭和46)年に信徒の会「あけぼの会」に入会してから51年以上ほぼ毎朝、参拝している高岡大仏奉賛会副会長の向山耕司さん(84)=同市古定塚=が費用を全額寄進した。
来年 特別拝観、ツアー造成 のと鉄が仲介、売り込み 曹洞宗の総持寺祖院(輪島市)と日蓮宗の妙成寺(羽咋市)は来年、同時期に特別拝観を実施するなど協力して能登地域への誘客を図る。祖院が開祖の700回忌、妙成寺が祖師堂(そしどう)の建立400年の節目を迎える年に北陸新幹線敦賀延伸が重なった。機を逃さぬよう、のと鉄道旅行センターが全国の旅行業者へ売り込みをかける。 (日暮大輔) 20日、祖院副監院(かんにん)高島弘成さん、妙成寺執事大森教生さん、のと鉄道旅行センター所長山崎研一さんが祖院で会見。山崎さんは新幹線延伸で福井県や富山県、県内の加賀方面が盛り上がりを見せるが、能登に観光客を引き込むには目玉事業が必要と説明。両寺のコラボを生かし、ツアー造成を狙う考えを明かした。 横浜市鶴見区の総持寺は来年4月、開祖瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師の700回忌「700回大遠忌(だいおんき)」の法要を営む
浄土真宗中興の祖、蓮如上人が北陸での布教拠点とした「吉崎御坊」の開創550年を記念した、福井県と石川県の浄土真宗本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)の僧侶有志による東西合同法要が15日、始まった。初日はあわら市吉崎の吉崎御坊跡で法要が行われ、僧侶や参拝者ら約70人が参拝した。17日まで。 蓮如上人は1471(文明3)年、吉崎に布教拠点となる坊舎を築き、4年余りを過ごした。開創550年にあたる2021年に僧侶有志が実行委員会を結成。コロナ禍が収束した今年、法要を企画した。 この日は吉崎御坊跡にある蓮如上人像前で法要を営んだ。雅楽の奏者らが演奏する中、僧侶10人が入場し、仏説阿弥陀経を読んだ。本願寺吉崎別院の輪番(責任者)、中村祐順さんは「別院の体力、経済力が低下する中、有志が手弁当で法要を企画してくれた。吉崎があればこそ浄土真宗が日本中、そして世界に広がった。念仏は簡単に伝わってきた
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岐阜県郡上市明宝寒水に伝わる民俗芸能「寒水(かのみず)の掛踊(かけおどり)」が9日、寒水白山神社一帯で始まった。昨年、郡上踊りなどとユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された「風流(ふりゅう)踊」の一つで、10日まで。 約300年の伝統があるとされ、地域住民が準備から総出となって同神社の例祭で奉納する。コロナ禍でこの3年は中止や縮小が続き、通常開催は4年ぶり。 この日、約100人の「役者」は悪魔払いの赤鬼や、顔にくまどりをした奴(やっこ)などに扮した。踊りは「中桁(なかげた)」と呼ばれる旧家の前庭から開始。悪魔払いの赤鬼を先頭に、かみしも姿の露払いや笛吹き、花笠をかぶった子どもらが列をつくり、神社までの道のりを練り歩いた。 普段は、地元から離れて都会で暮らす人たちも帰郷して役者に加わった。 神社の境内では、役者たちが大きな輪をつくった。その真ん中で「拍子打ち」の若手4人が、
若者らが竹製の花飾り「シナイ」をしならせながら豪快に踊る「寒水の掛踊」=9日、岐阜県郡上市で(隈崎稔樹撮影) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「風流(ふりゅう)踊(おどり)」の一つとして登録された「寒水(かのみず)の掛踊(かけおどり)」が9日、岐阜県郡上市明宝寒水で始まった。100人を超える役者が哀調を帯びた唄や演奏に合わせて踊り、奥美濃の山里に秋の訪れを告げた。10日まで。 昨年11月に無形文化遺産に登録されてから初めての奉納。出発地の旧家の前庭で鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らし、にぎやかに舞い踊った。神社では円陣の中央で、若者が長さ3・6メートルの花飾りを背負ったまま豪快に振り回し、華やかで人目を引く風流の精神を体現した。
青木村当郷の村郷土美術館で1日、国宝大法寺三重塔の本尊「大日如来坐像(ざぞう)」の公開が始まった。国宝指定70周年を記念した特別展の一環。同館は「大日如来坐像が塔を出るのは初めて」とし、来場を呼びかけている。 像は高さ39・7センチの寄せ木造り。制作者や制作時期は分かっていない。塔1階部分に当たる…
祓串を持ち、ヘルメットや参拝者のおはらいをする権禰宜の村田卓謹さん(右奥)=大紀町大内山の頭之宮四方神社で 「あたまの神様」として親しまれている大紀町大内山の頭之宮四方(こうべのみやよもう)神社が、8月からヘルメットのおはらいを始めた。道交法の改正により、4月から自転車に乗る際にヘルメットの着用が努力義務化されたことを受けた交通安全祈願で、権禰宜(ごんねぎ)の村田卓謹(たかのり)さん(36)は「改めて日々の交通安全を確認する機会になれば」と話す。
「あたまの神様」として親しまれている三重県大紀町の頭之宮四方(こうべのみやよもう)神社が今月、「ヘルメットのお祓(はら)い」を始めた。道路交通法の改正で4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務になったことを受けた新しい交通安全祈願だ。初日の1日からさっそく自転車愛好家が訪れた。 サイクリングウェア姿でお祓いを受けに来たのは松阪市の平井啓さん(41)。自転車問屋「平井商店」の社長で、ほぼ毎週末に山道を走っているという自転車愛好家だ。「1年に1回程度は転ぶので、この機会に安全祈願に来ました」 お祓いは拝殿であり、権禰宜(ごんねぎ)の村田卓謹(たかのり)さん(36)が平井さんが持参したヘルメットの前で祓串(はらえぐし)を左右に振り、祝詞(のりと)を奏上した。「ヘルメットをかぶって自転車に乗っている平井さんをお守りくださいと神様に祈りました」と村田さん。 自転車以外のスポーツや危険な作業な
国宝化へ向けた運動の盛り上げが図られる中、今秋は県内で国民文化祭があり観光客も増える見通し。藤井貫首は「完全な姿で国宝化を迎えたい。損傷が大きくならないよう工事を優先するので、観光客には勘弁してほしい。修復の途中経過を見てもらうなど、マイナスをプラスに変えることを検討したい」と話した。 屋根は最上層で二カ所、穴が空いている。正面から見て左側と右側で、特に左側は屋根材が吹き飛び最大幅で一メートルほど下地の板がむき出しになっている。工期は年度末だが、年内の完了を目指す。工事費は国、県、市の助成を含め約四千八百五十万円。シートは最下層のみに張り、二層以上は足場の間から屋根が垣間見えるようにする。
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刈谷市小垣江町の小垣江神明神社で三十日、今年上半期のけがれを取り除く神事「夏越(なごし)の大はらい」が執り行われる。少なくとも五十年は催されておらず、半世紀以上を経て復活する。各地の神社に倣い、無病息災を祈ってくぐる「茅(ち)の輪」を境内に設置。コロナ禍を経て改めて健康を祈るとともに、地域のにぎわいにも結び付ける。 (諏訪慧) 復活のきっかけは、二〇一九年に宮司に就いた野村修司さん(46)が蔵の整理をしていた際に、年中行事を記した板版を見つけたこと。一九五二(昭和二十七)年作製の板版には、今も続く元旦の歳旦祭や秋の例祭などと合わせ、六月三十日に大はらい式が記されていた。前宮司に尋ねると、理由は分からないが、少なくとも五十年は途絶えていると判明した。...
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