岐阜市の企業向け弁当店「ニシキフード」が、手作り総菜を自動販売機で売る「ふーちゃん食堂」を始めた。手軽に楽しめるようにと、価格は1品500円で冷蔵真空パックで販売する。ボルシチなどウクライナ料理も商品に加え、同国を支援。売れ残った料理は自社グループが手がける弁当に活用し、食品ロスの削減にも取り組む。 ふーちゃん食堂は9月から、岐阜市中心部の柳ケ瀬商店街や愛知県扶桑町の名鉄扶桑駅前など、愛知、岐阜両県内の5カ所に設置された。 販売する料理は、ボルシチのほか、ウクライナ特産で栄養価が高い野菜ビーツを使った冷製スープ、鶏肉の照り焼き、豆腐ハンバーグ、どて煮など8品。すべて手作りで栄養バランスを重視した。県内産の食材を多く使うことで地産地消にも貢献。売り上げの一部は、ウクライナの難民支援のために寄付する。 自販機の料理は週に1度入れ替える。回収した一部の総菜は、自社グループで製造する弁当の食材とし