干潟で生き物を捕まえるのが好きなのだが、近場で採れて食べられるものは、すでに大抵の種類を制覇してしまった感があり、どうにもここ最近は干潟遊びもテンションが上がらない。 そんなとき、マテガイを捕ってみたいという友人を案内するため干潟に行ったところ、今まで見たことも聞いたこともない大型の貝の存在を知った。 その名はナイスガイ。 というのはウソで、本当はオオノガイ。 ※漁業権が設定されている場所でオオノガイを捕ることはできないのでお気を付けください。 (玉置 豊) 名も知らない貝を捕っている人に出会った それはマテガイを捕りに行くため、何度も足を運んでいる干潟での出来事だった。 友人たちと夕飯分くらいのマテガイを捕っての帰り道。すぐ隣を干潟のベテランっぽいおじさんが、でかいシャベルとバケツを持って歩いていた。 干潟でシャベルなんて珍しいなと、ちらっとバケツを覗いてみたら、なんと中にはナスくらいの