今年9月の初め、カナダのモントリオールにある工業用地の作業員が6匹の子猫を発見した。 こんなとこにいちゃ危ないぞ。どこかに移動させないと・・・子猫たち全員をなんとか捕まえ、安全な場所に運ぼうとした彼は、あることに気づき驚いた。 なんとそこにはクマのように大きな肉球を持つ猫が混じっていた。そのきょうだいには、ヘミングウェイの猫で有名な、指の数が多い多指猫が2匹含まれていたのだ。 だが心優しい男性は、目の前の6つの命を放り出しはしなかった。そのうち1匹を家に迎えることにして、あとの5匹の幸せも祈りながら保護団体を訪ねた。 現在は全員元気にすくすくと成長している。その頃のエピソードを、多指猫のアルファとミューズリーを中心にお伝えしよう。