安くて、悪路にも強いクルマ イギリス発の国際経済誌『エコノミスト』は、アメリカで愛される日本車事情を紹介している。記事に登場するのは、米ノースカロライナ州に住む農家のジェイク・モーガンさんだ。 モーガンさんは、広大な敷地内の移動に適したクルマを探していた。当初は「サイド・バイ・サイド・ビークル」と呼ばれる、バギーに似たクルマに興味を持っていた。レジャーや農作業用として近年人気のATV(全地形対応車)の一種だ。運転者と同乗者が横に並んで乗車でき、ぬかるみなど不安定な地形の走行に定評がある。
数ある日本の道路の中でも、最高峰に君臨する国道。国道といえば、走りやすく快適な道路をイメージする方が多いと思うが、狭隘路でガードレールもなく、ハンドル操作を誤れば崖下に転落するような国道も少なからず存在する。 そのような酷い国道のことを、物好きな人々は親しみを込めて“酷道”と呼んでいる。私もそんな酷道に魅了されて、全国を巡っている“物好きな人々”の一人だ。
日本の自動車メーカーが世界のEV市場で苦戦を強いられる一方、米国では中古の「軽トラ」ファンが増えているという。その人気の秘密は、米国車や新車が取りこぼしているニッチなニーズを満たしているところにあると、英経済誌が報じている。 ノースカロライナ州ローリー郊外で農業を営むジェイク・モーガンは、数年前、自分が所有する土地を移動するための車両がほしくなった。 当初は、サイド・バイ・サイドと呼ばれるオフロード車両の購入を検討していた。だがある日、米農機具メーカー「ジョンディア」の車両の製品レビューを見ているときに、次のような気になるコメントを見つけた。 「軽トラを買えばいいのに」 「信じられないほど便利」 「軽トラ」とは、四輪の小さなピックアップ・トラックのことで、主に日本で製造される。日本では、小型車にかかる税金のほうが大型車よりも安いため、その利点を生かした車両だ。 軽トラについて調べはじめたモ
トヨタ自動車を世界有数の自動車メーカーに成長させた名誉会長の豊田章一郎氏が14日夕方、心不全のため亡くなりました。97歳でした。 豊田章一郎氏は、トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎氏の長男で、昭和27年に会社に入り、昭和56年に当時の「トヨタ自動車販売」の社長に就任しました。 翌年には、戦後、経営危機により分離されていた製造部門と販売部門のいわゆる「工販合併」を実現しました。 その後は、合併により誕生した「トヨタ自動車」の社長として、トヨタ単独では初めてとなるアメリカのケンタッキー州に工場建設を決めたほか、カナダやイギリスなどでも現地生産を進め、世界有数の自動車メーカーへと発展させました。 平成4年にトヨタの会長に就任して以降は財界活動にも力を注ぎ、平成6年から4年間、経団連の会長を務めました。 また、平成17年に愛知県で開かれた「愛・地球博」の運営にあたる博覧会協会の会長を務めました。 平
「ラウンドアバウト」、あるいは「環状交差点」と呼ばれる交差点がある。メリットが多いのに日本で浸透しないのは、なぜなのだろうか。 「ラウンドアバウト」、あるいは「環状交差点」と呼ばれる交差点がある。イギリスで研究が進められ、1990年代から運用開始、その後ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで普及していった。日本での本格的な運用は2014年からとなっている。 ラウンドアバウトにはメリットが多く、国によってはかなり浸透しているらしいのだが、日本で浸透しているとはお世辞にも言い難い。日本でラウンドアバウトが普及しないのはなぜなのか。普及していくために何が足りないのかを考えたい。 まず、ラウンドアバウトについて簡単に説明する。ラウンドアバウトはドーナツ形の交差点で、信号を必要としない。真ん中に「中央島」と呼ばれる円があり、この周りを「環道」という道がぐるりと囲んでいる。この環道に徐行、かつ左折
日本の自動車業界は今後どうなるのか。タイトヨタの設立60周年記念式典、およびトヨタとCPグループとの提携に関する発表から、未来を展望する。 「2023年の自動車業界展望」というテーマなのだが、あんまりフラットな話をしてもつまらない。そこでもぎたてとれたてのホットな話を書いて、未来展望としたい。 実は筆者は、12月の13日から20日までタイに出張していた。全部トヨタの取材である。要素を抜き出せば、まずはタイトヨタの60周年式典、それと合わせて発表されたトヨタとCP(チャロン・ポカパン)グループとの提携である。 次いで、トヨタの利益の3分の1を叩き出しているIMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle:国際分業生産システムで製造する多目的商用車)の追加車種および新型車の発表。さらにそのIMVを生産するチャチェンサオ県のバンポー工場の見学と
スルー・ガイジン・アイズ @GaijinRoman もちろん岡山じゃなかった。岡山では無理かも。兵庫への旅行でした。もしよろしければ、ここは【従順なプリウスやならず者ミサイルやボロクソワーゲン...】が住んでいる場所です。youtube.com/channel/UCkCgB… 2022-12-10 11:46:01 リンク YouTube ローマン 私は外国人です 私は4か国に住んでいた 毎日の面白いものを見せます スルー・ガイジン・アイズ 2019/09/30 - 登録者0人 - 若僧 ✔ 2021/03/12 - 登録者5万人 - 慎ましいならず者 ✔ 2021/07/17 - 登録者10万人 - ならず者 ✔ 20** /** /** - 登録者50万人 - 恥知らずならず者 21**/ **/ ** - 登録者100万人 - スゴイナラズモノ 日本人ドライバーに対する外人の反応 日
「走行距離税」に対して、2022年11月17日に実施された記者会見にて、日本自動車工業会が異例の強い言葉で反論した。EVを含む電動車の普及により燃料税収が減少するなかで、将来の自動車関連税制をどうしてゆくかの議論が進んでいる。そうした状況で、「安易な走行距離への課税は断固反対」とする自工会の意見と立場を改めて明言したかたちだ。豊田章男会長による「ただ減らしてくれと言っているわけではない」という興味深い発言もあったので、そちらも合わせてご紹介いたします。 文/ベストカーWeb編集部、画像/日本自動車工業会 【画像ギャラリー】「自動車産業は日本経済に貢献できる」「日本の自動車関連諸税は高いだけでなく複雑」を画像で確認…たしかに高いしたしかに複雑…(9枚)画像ギャラリー ■「ただ【高いから減らしてくれ】と言っているわけではない」 「自工会としては、大変問題があると考えています」 2022年11月
あと数年で軽自動車が売れなくなる? 今後数年以内に、軽自動車の新車販売ができなくなる可能性があると言われています。いまでは乗用・商用あわせて年間150万台以上売れている軽自動車。なぜ急に売れなくなってしまうのでしょうか? その背景には2024年に導入される騒音規制の「フェーズ3」の存在があります。 電動化必須?騒音規制「フェーズ3」の脅威 軽自動車は将来的に日産サクラのような電気自動車のみになるかもしれない 騒音規制とは自動車から発せられる騒音を減らすため、国際基準で定められたルールです。 現在は「フェーズ2」と呼ばれる段階の規制値が適用されています。2020年10月から発売された車両に適用されていますが、2022年9月以降は継続販売車に対しても適用されるようになります。 これがフェーズ3に移行することで、フェーズ2には含まれなかったタイヤノイズの騒音値も加味されるようになることから、現在
無意味な区分けが邪魔をして大きくできない! 日本の小型車がさいなまれる「5ナンバーの呪縛」 (1/2ページ) この記事をまとめると■かつては5ナンバーだったモデルが新型車で3ナンバー化している ■グローバルでの販売面でも衝突安全基準の面でもボディをワイド化したほうが有利になる ■小型車規格改正から50年以上が経過しており、5ナンバーの規格改正をしてもいい頃合いだ 50年以上前の規定に合わせてボディサイズが制限されている トヨタ・ノア&ヴォクシーの次期型が2022年1月13日に正式発売されたが、次期型は現行型の一部車種に設定されていた3ナンバー仕様より全幅が5mm狭くなるものの、全車3ナンバーサイズとなる。2022年1月7日にジャパンプレミアされる次期ホンダ・ステップワゴンも全車3ナンバーサイズになるとのこと。トヨタ・カローラも、現行型ではセダンやステーションワゴン(ツーリング)は、3ナンバ
世界的なカーボンニュートラル(脱炭素)の潮流が加速するなか、自動車産業ではEV(電気自動車)へのシフトが加速している。そうしたなかこれまで「全方位戦略」と称し、ガソリン車、ハイブリッドやFCV(燃料電池車)など多様な選択肢を掲げ、EV化に遅れを取っていたリーディングカンパニー・トヨタ自動車もついに重い腰を上げた。これからトヨタ、いや、日本経済を支える屋台骨である自動車産業、ひいては日本そのものの未来はどうなるのか……。覆面作家にして経済記者、『トヨトミの野望』『トヨトミの逆襲』の著者である梶山三郎氏がレポートする。 * * * 「トヨタEV350万台販売 30年 世界目標大幅上げ 4兆円を投資」(『読売新聞』) 2021年の年の瀬も押し迫った12月14日、クルマのテーマパーク「メガウェブ」(東京・お台場のトヨタの施設)で、トヨタ自動車社長の豊田章男氏(65)がハデな説明会を開いた。翌朝の新
戦後日本をグイグイと引っ張り、何百万、何千万もの国民を食わせてきた基幹産業が見る影もない。時代は流れ、「日本製」の文字から往時の輝きはとうに失われた。現場ではいったい、何が起きているのか。 火が消え、人が消えた 「ねえちゃん、いいちこもう一杯くれんか!」 汗と油で顔を光らせた男たちが、煤けた作業着姿で大声をあげる。1600℃の高温で大量の鉄鉱石を溶かし、月に数百万トンの鉄を錬成する「高炉」の周辺は、気温50℃にも達する。 三交代制で働く彼らは、仕事が終わると昼夜となく街の角打ちに繰り出し、イワシを糠味噌で炊いた塩辛い「ぬかだき」を肴に焼酎を呷るのだった―。 鉄の街・福岡県北九州市ではかつて、そんな風景がそこかしこで見られた。昔を知る同地の日本製鉄OBが言う。 「製鉄労働者を乗せて九州東部を縦断する日豊本線の車両はいつも混み合っていて、床一面タバコの焦げ跡だらけでした。 小倉の繁華街には飲み
パワーユニットが弱点のホンダF1ということもあり、当然の如くパワーを必要とするモンツァサーキットで行われたイタリアGPは惨敗だった。ここにきて海外のF1メディアも本格的に不快感を表すようになっている。理由は簡単。F1という偉大な文化が愚弄されていると感じ始めたからだ。 考えて頂きたい。アロンソもバトンも現役ドライバーでは数少ない年間チャンピオン経験者である。その二人に開幕戦から全くレースをさせていない。F1を尊敬しているなら、それだけで猛省しなければならないと思う。昨年から厳しい状況だと解っていたのだから、若手を使う手もあったろう。 これまで情報を貰ってきた筋から聞いた話だと、イタリアGPの予選終了後、新井プロジェクトリーダーは海外メディアからほぼつるし上げのように糾弾されたそうな。新井プロジェクトリーダーは終始不機嫌&強気で「モンツアで苦労するには解っていた。来年用のパワーユニットに開発
「エコ」の必要性が盛んに叫ばれるなか、日本では対策が遅れているどころか、その概念すらろくに周知されていない大きな環境問題がある。それが「ガソリンベーパー」(ガソリン蒸気)だ。この問題を重く見る現職神奈川県知事・黒岩祐治氏が『週刊ポスト』に寄せた原稿から、日本のガソリンベーパー問題の現状について紹介する。 * * * ガソリンスタンドに行くと、何となくツーンと鼻をつくような独特な臭いがする。ガソリンスタンドとはそういうものだと、ほとんどの人は思い込んでいるに違いない。 しかし、スタンドでの給油中の様子を特殊な赤外線カメラで撮影した映像を見て、私は言葉を失った。そこには臭いの元がしっかりと写し出されていたのである。肉眼では見えないが、映像では車の給油口から煙がモクモクと出ているのが確認できた。揮発したガソリンが給油口から漏れ出ているのである。これが「ガソリンベーパー」だ。 ガソリンは揮発性なん
日本で外国車の売り上げが伸びない原因は、どこにあるのだろうか? 米フォードの新車フィエスタが日本で発売されたことをきっかけに、海外メディアで様々な分析が発表された。特に論旨が目立って異なっていた大手メディアは、ニューヨーク・タイムズとロイターの2社。米大手新聞ニューヨーク・タイムズは、原因を規制や商慣習にみている。一方、英報道機関ロイターは、国外メーカーの販売戦略に焦点をあてた。 【外国車を取り巻く非関税障壁を問題視するニューヨーク・タイムズ】 ニューヨーク・タイムズは9日、フォードの新車フィエスタの日本発売を報道。記事の後半では、そもそもフォードがこれまで日本市場のマーケットシェアの0.1%しか獲得することができなかった理由を考察した。 記事では、主にアメリカの自動車メーカーらの声を紹介。ゼネラルモーターズ、フォード、クライスラーの大手3社を始めとする米自動車メーカーは、日本の自動車市場
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