今年も暑い夏でした。最高気温が名古屋でも39.3℃などという話題の出た年でした。 そんなある日のことです。あまりにも暑くて汗が出たので、シャワーを浴びました。汗も流れてさっぱりしましたが、ふと気になったことがあります。「今浴びているシャワーの温度は38℃。熱いどころかすごく気持ちいい。今日の最高気温は35℃だったのにすごく暑かった。もし気温が38℃になったらもっともっと暑いはず。同じ38℃が自分の体の周りにあるのに、どうして気温の場合には暑くて、シャワーは気持ちいいの?」ということです。 気温はからだ全部が38℃の空気の中に入っていますが、シャワーは38℃の水滴があたっているので、ちょっと違います。すぐに風呂を38℃に設定してわかして入ってみました。すると熱く感じません。なぜ、気温の38℃は暑いのに、風呂の38℃は熱く感じないのでしょう。すごく不思議です。 科学部のみんなに話しても「なんで
京都大学iPS細胞研究所の助教が発表した論文にデータのねつ造などの不正があった問題を受けて、研究所の山中伸弥所長は、今月から当分の間、みずからの給与の全額を研究所の基金に寄付することがわかりました。 こうしたことから、山中所長はNHKの取材に対し、今月から当分の間、みずからの給与を全額、研究所が集めた寄付金で作った基金に寄付することを明らかにしました。 その理由として山中所長は、今回の不正の検証や再発防止策の検討、それに、これまで寄付した人への説明のためにiPS細胞の研究開発などの本来の仕事ができないため、責任を感じていることをあげています。 山中所長は「不正のあった研究に使われた寄付金の補填(ほてん)を意味するものではないが、自分自身の気持ちを納得させるためにも給与を寄付することにした」としています。
99u:あらゆる批判を回避する方法がひとつだけあります。何も言わず、何もしないことです。しかし、批判を避け続けていれば、いつか道を誤ってしまいます。 前進とは常に摩擦と出会うことです。どんなに立派な作品も、批判を避けては通れません(また、そうであるべきです。批判はあなたを磨いてくれます)。しかし、ある研究によると、批判者の中には本質的に有害な人たちがいるのだとか。一部の人は本質的に「何でも嫌う人」たちであり、欠点ばかりに目を向けるのだそうです。『Journal of Personality and Social Psychology』で発表された研究で、研究者たちは、被験者が未知のトピックに対してどんな反応を示すかを調べました。 その結果、被験者の一部に明らかにある傾向が認められました。予備知識の全くないトピックを見せられたにもかからわず、また、その日の気分に左右されないために、同じ被験者
(CNN) オスのハエは性的欲求不満が募るほど、アルコールに慰めを求めることが多くなる――。米カリフォルニア大学の研究チームがそんな研究結果を米科学誌サイエンスに発表した。 研究は中毒症状と関係している脳の報酬系と呼ばれる仕組みを解明する目的で行われた。ハエは交尾によってNPFと呼ばれる脳の神経伝達物質の値が高まり、交尾できないとこの値が低くなることが分かっている。実験ではNPFの値を調整して、アルコールに浸した餌の消費量との関係を調べた。 その結果、NPFの値が高い性的欲求が満たされた状態のハエはアルコール入りの餌を食べる量が少なかったのに対し、NPFの値が低い満たされない状態のハエは、交尾に似た認知反応による刺激を得るために、アルコール入りの餌を求めることが分かった。 この場合、餌の質にはこだわらず、依存状態になったハエは味が落ちてもアルコール入りの餌を求めたという。 さらに、オスとメ
「コメ作りをやってれば絶対人口は減る」。秋田県の佐竹敬久知事が、秋田の人口減少の原因は稲作依存にあるとの発言を繰り返している。「タブーだった」と語った知事。大規模工場の誘致が進まなかったのはコメ農家が反対したからだとの認識も示した。全国有数のコメ産出県の知事による大胆発言の真意はどこにあるのか。■省力化で働き手流出 佐竹知事は5月12日の定例記者会見で次のように語った。 〈米作が悪いといういんじゃないけども、例えばコメというのは労働生産性がものすごく上がってます。しかし、土地生産性は最も低いんです。土地生産性が低くて労働生産性がものすごく上がるということはどういうことか。人はほとんどいらない。そういうことで、例えば、全体的には農業県ほど人口は減ります。そして農業県の中でコメのウエートが大きいところほど人口減少は著しい。これは統計から出てきます〉 〈秋田の農業を維持していくとすると、コメはも
大阪・梅田のオフィスビルの一室には、沖縄本島の北西部にある離島・伊江島からわざわざ運んできたサトウキビが大量に積み上げられていた。甘いお菓子は大好きでも、砂糖の原料となるサトウキビを見るのは初めてという都会っ子たちが、大きな鎌を手におっかなびっくりサトウキビの葉落としにチャレンジした。 春休み真っ只中の3月28日、アサヒグループホールディングスが運営する「アサヒ ラボ・ガーデン」で開催された親子イベント『サトウキビから「砂糖」と「バイオエタノール(燃料)」をつくってみよう』のワンシーンだ。 参加した子どもたちは、その後、皮をむいたサトウキビを圧搾機に通してサトウキビジュースを搾り、ジュースを煮詰めたドロドロの液体を遠心分離機にかけて砂糖の結晶を取り出すところまで実体験した。サトウキビ用の鎌や圧搾機、遠心分離機など日頃は見慣れない道具の扱いに緊張気味だった子どもたちも、出来立ての砂糖を口に入
By University Unions Technology and Design 一日の始まりを迎えてヤル気に満ちた人や、逆に朝から憂鬱な人など、その日のスタートの切り方は人それぞれです。何かいいことがあって気分がハッピーな時は、何をやってもうまく行くと感じることもあるものですが、イギリスのチームの研究により、幸せな気持ちで物事に取り組んだ人は、本当に生産性が約12%もアップするということが判明しています。 New study shows we work harder when we are happy http://www2.warwick.ac.uk/newsandevents/pressreleases/new_study_shows/ 「幸福と生産性(Happiness and Productivity)」と題された論文は、ウォーリック大学経済学部のAndrew Oswald教
by D. Sharon Pruitt 自分の持っている知性やクリエイティビティを天性のものであり、自分の力ではどうにもならないものと考えている人も多いのですが、それこそが人の限界を決める思い込みであり、「成長する思考態度」を持つと人は自分の知性や能力を伸ばしていくことができる、ということが、スタンフォード大学の教授である心理学者のCarol Dweck博士の行った20年にわたる研究で明らかになっています。 Fixed vs. Growth: The Two Basic Mindsets That Shape Our Lives | Brain Pickings http://www.brainpickings.org/index.php/2014/01/29/carol-dweck-mindset/ この、自分の成長を自分自身で邪魔してしまう「固定された思考態度」と、「成長する思考態度」
理化学研究所の研究チームが、酸性の刺激を与えるだけの簡単な方法で、あらゆる細胞に分化できる万能細胞の作成に成功した。従来の常識を覆す快挙といえるが、この事例は、画期的な研究というものは事前に予測することができないというイノベーションの本質をよくあらわしている。
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