木の家をつくる建築家。国産材と自然素材で平和な家を作ります。戦争と放射能は人間と共存できません。地上から無くすためにはどうしたらいいのか、毎日考えています。 一つは,以前にも紹介した「憲法『押しつけ』論の幻」小西豊治 講談社現代新書 もう一つは,古典の域にはいるかもしれないが,「史録 日本国憲法」児島襄 文春文庫 当時の日本政府が,どんな憲法にしようとしていたのか,よくわかる。 天皇の大権と不可侵,臣民の権利,陸海軍の保有。幣原首相にいたっては,改正の必要なしと言っていたのである。 しかも,そのような改正案は,その時点でのアメリカ側の意見と,大きな違いはなかったのである。つまり,GHQも日本人に民主主義は無理だろう,と考えていたようなのだ。 しかし,その後,日本人による憲法草案を契機として,GHQの姿勢が変化する。日本にも民主主義があるじゃないか,と気がついたわけだ。そして,この在野の「憲