アメリカでアカデミー賞の前哨戦とされるゴールデングローブ賞の各賞の発表が行われ、アニメ映画賞に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。 日本の作品がアニメ映画賞を受賞するのは初めてです。 今回で81回目となるゴールデングローブ賞は、ハリウッドで映画業界を専門に取材する外国人記者でつくる団体が選ぶもので、3月に開かれるアメリカ映画界最大の祭典、アカデミー賞の前哨戦と位置づけられています。 7日、ビバリーヒルズのホテルで各賞の発表が行われ、アニメ映画賞に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。 日本の作品がアニメ映画賞を受賞するのは初めてです。 宮崎監督は授賞式に出席しませんでした。 「君たちはどう生きるか」は宮崎監督が引退宣言を撤回し、原作と脚本も担当して、およそ7年の製作期間をかけて作り上げた作品で、太平洋戦争中に母親を失った少年が不思議な世界に迷い込む宮崎監督のオ
今年・2023年の日本アニメ映画は、大豊作だったと言っていいだろう。 私が鑑賞したり感想を書いたりした限られた範囲だけでも、斬新なキャラデザが光る『金の国 水の国』、鳥山明の良さが詰まった快作『SAND LAND』、芸能界と社会の歪みを斬る【推しの子 Mother and Children】、ハイセンスな絶滅どうぶつアニメ『北極百貨店のコンシェルジュさん』など、数多くの忘れがたい劇場アニメ作品をあげることができる。なんなら昨年末に公開して話題をかっさらった大傑作『THE FIRST SLAM DUNK』も今年の夏までずっと上映され続け、劇場を盛り上げていた。配信アニメでは、サイエンスSARUが海外のクリエイターとがっつり組んで作り上げたNetflix『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』は特に注目すべき一作だ。(ちなみに海外アニメは海外アニメで凄まじい豊作イヤーだったが今は置いておく。)
昨今、耳にすることが増えた多様性や個性を尊重する声。しかし、その大切さを子どもたちに教えるにはどう伝えたらいいのか悩むママも多いのではないでしょうか。そんなママにオススメしたいのが、12月8日(金)から公開される映画『窓ぎわのトットちゃん』。 全世界累計2,500万部、20以上の言語で翻訳されたベストセラーが、アニメーションとして初の映画化。2023年12月8日から全国で上映されることになりました。 今の時代だからこそ、この映画を親子でみたいわけとは……? 物語の舞台は第二次世界大戦終了間際の東京。主人公のトットちゃん(黒柳徹子さん)は元気で活発な一方、自由奔放で落ち着きがないことを理由に、区立の小学校を退学になってしまいました。その後トットちゃんが次に通うことになったのが、物語の舞台となるトモエ学園です。 トモエ学園では廃車になった電車を教室として活用するなど教育方針が非常にユニーク。こ
ジェフリー・ライトが主演! - 観客賞に輝いた映画『アメリカン・フィクション(原題)』より - Courtesy of TIFF 第48回トロント国際映画祭授賞式が現地時間17日に行われ、最高賞にあたる観客賞をコード・ジェファーソン監督の映画『アメリカン・フィクション(原題) / American Fiction』が受賞した。 【画像】『007』シリーズではフィリックス役を務めたジェフリー・ライトが主演 2018年以降、トロント映画祭で観客賞を受賞した作品は『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』『ジョジョ・ラビット』『フェイブルマンズ』をはじめ全てアカデミー賞作品賞にノミネートされているほか、『それでも夜は明ける』『グリーンブック』『ノマドランド』では受賞。『アメリカン・フィクション(原題)』も今年のオスカー戦線の有力作として名乗りを上げた形だ。 ADVERTISEMENT パーシヴァル
2015年から放映されている「響け!ユーフォニアム」シリーズ。2024年4月よりスタートする3期の発表がされ、8月4日からは『特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』が劇場上映中です。 “女の子が多い部活”というキラキラなイメージではない、吹奏楽部のリアルな空気感を描いた「響け!」シリーズ。吹奏楽部の不穏な部分もひっくるめて青春として描いたシリーズは人気を集めており、現在に至るまでにいくつものテレビシリーズと劇場版が公開されています。 全国大会を目指す部活物語なため、熱血ものかと思いきや主人公はやけにドライで“良い子”なユーフォニアム担当・黄前 久美子。 曲者揃いな部員が多いなか、一見すると普通でドライで“良い子”な黄前久美子がなぜ主人公たりえるのか? 黄前久美子の人物像を探ります。 ※記事の特性上、内容に触れています。 ドライなまま揺れ動く。「誰よりも上手くなりたい」の熱病
よかったわよぉ~~~!!!!!涙涙涙 もくじ ”黒人のアリエル”に対する私のスタンス 映画の感想 いっしょに観た友達(黒人)と話したこと “黒人アリエル”が叶えたもの、奪ったもの 今回のキャスティングの背景にある、アメリカにずーーーっとある社会問題は何 「黒人のプリンセス映画を別に作ればいい」というわけではないのはなぜ ”黒人クレオパトラ”は、黒人アリエルと同じ土俵の議論なのか? アニメであっても、アニメキャラクターと同じ人種の役者が声優をやるべきか? 日本のアニメにたまに出てくる黒人のキャラクター、実写版で黒人の役者が演じない問題 日本のポップカルチャーに対する黒人アニメファンの意外な反応 ディズニーの過去作にも黒人の主役キャラクターはいるのだが… また話は飛んで、実在した”黒人のサムライ”の話 おわりに ”黒人のアリエル”に対する私のスタンス まず、この映画を観る前の私のスタンスですが
現在韓国の芸能界は、チェ・ミンシクやソン・ガンホなどそうそうたる映画俳優のドラマ復帰がラッシュを迎えている状況だ。 その背景には、韓国映画界が直面している深刻な問題と、韓国ドラマの世界的人気が関係している。 本記事では気になる映画界の現状に触れ、お茶の間への帰還で注目を浴びる銀幕スターをご紹介。 今、韓国の映画界は深刻な不振に陥っている。 今年上半期に公開された主要作品は7作あったが、なんと損益分岐点を超えたものは1作もないのだとか。国民的人気スター、ヒョンビン主演の『交渉』ですら172万人という観客動員数に留まった。 その一方で驚異的な支持を得たのが日本のアニメ。 4月1日時点で『THE FIRST SLAM DUNK』は観客動員数約435万人を、『すずめの戸締まり』は約328万人という数字を叩き出し、韓国映画は惨敗。 12日からは『かがみの狐城』がこの勢いを繋いでいくと予想される。どう
毎年、日本のアニメ映画ベストテン発表していましたが、今年から「邦アニベストテン」に移設しました。なのでここでは『幸福の科学アニメ映画ベストテン』を発表します! 1位:宇宙の法―黎明編―(2018年) 大川隆法が書いた原作が酷すぎて使い物にならなかったので、おそらく普通のアニメスタッフが脚本を書いた作品。クレジット上の脚本家は当時の後継者だった大川咲也加になっているが、絶対に別の人が脚本書いている。 幸福の科学の敵に「レプタリアン」というのがいるんだけど、このレプタリアンの女将軍(ビキニアーマー)が主人公に敗北し、主人公の捕虜になって「クッ殺せ」と言うが、そのうちに囚われの身のまま主人公と恋仲になる!という普通のアニメストーリー。だからこそ面白い。 本作は『UFO学園の秘密』の続編だ。前作の主人公は正義感がやたら強い熱血ヒーロー高校生だったんだけど、彼が大学生になった本作では就職に失敗して挫
中学生は今、20人に1人が不登校だ。学級に1人はいる計算になる。彼らが「自分のことのようだ」と現実味を感じるアニメ映画が上映されている。「かがみの孤城」。不登校の中学生が鏡を通じて自宅と異世界を行き来しつつ、困難に向き合う物語だ。作家・辻村深月(みづき)さん(42)の小説を映画化した原恵一監督(63)は、学校に行けずに苦しむ子どもに「大丈夫、大人になって」と伝えたいという。(川上義則) 映画は、入学後まもなく学校に行けなくなり、自宅に閉じこもる中学1年生の女の子・こころの心情を追う。行けなくなったのには理由があるのだが、親にも言えなかった。原監督は「ぼくに不登校の経験はないが、気持ちは分かる。人に話して、自分の弱さを認めてしまうことが怖かったんだと思う」と説く。 学校に行けない日々を過ごすうち、外にも出られなくなる。フリースクールに通うことを決めるが、最初の日の朝、おなかが痛くなる。不登校
メンタル面は絶不調。でも映画は観る2022年も終わり。 今年も映画もあれやこれやとたくさん観ました。すっかり映画業界はコロナ禍から解放されて、続々と大ヒット作が生まれました。こうやって業界が元気なのが一番嬉しいです。 ということで、私、シネマンドレイクが選んだ2022年の映画ベスト10を発表したいと思います。対象は私が今年観た「2022年に劇場公開された or DVDスルーで発売された or 動画配信サービスで配信された新作映画」です。 さらにドラマシリーズのベスト10も発表しています。 ついでに独自の部門別でも選びました。 私が2022年に鑑賞した新作映画の本数は配信も含めると今年も350は超えると思いますが、正確には数えていません。なんだろう、老化なのか、1年の初めの頃に見た映画とか、「今年の映画だったっけ?」っていつも思ってしまう…。ドラマシリーズの鑑賞本数は…わからない…。2022
毎年恒例の「映画ベスト10」発表時期がやってまいりました。今年は劇場で観た映画は116本くらいでした(配信を含んでないのと、重複があったりするので本数が正確なのかよくわからないけど大体…。) これまではイラスト+手描き文章の図解で発表していたんですが、今年はブログ感想を再始動したこともあり、イラストを描きつつも文章をメインにしてみました。その結果めちゃ長くなってしまった(18000字以上)…っていうかぶっちぎり過去最長記事になってしまったのでお時間ある時どうぞ。 参考までに2021年ベストはこちら↓ numagasablog.com あと昨年2021年はなんとなく順位つけるのやめてみたんですが(決定的な1位みたいのがなかったため)今年はベスト10には無理やり順番つけてます。まぁ自分の中の優先順位みたいのもわかって面白いからね。 さっそく発表していきたいと思いますが、毎年のことながらベスト1
実写版の『リトル・マーメイド』でアリエル役を演じることになったハリー・ベイリー。9月9日に実写版の予告編がアップされると、日本でもさまざまな意見が飛び交った(写真:REX/アフロ) 「黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやってほしい」「アニメで親しんだアリエルのビジュアルが完全に無視されて悲しい」「アジア人でも黒人でも白人でも、誰だってアリエルになれるでしょ」――。 9月9日、アメリカのウォルト・ディズニーが公開した実写版『リトル・マーメイド』の予告編をめぐって海外のみならず、日本でも議論が巻き起こっている。 この予告編では、アリエル役のハリー・ベイリーがバラード曲 「パート・オブ・ユア・ワールド(Part of Your World)」 を歌っているが、この映像を見た人から「白人」の役を黒人女性が演じることに対するさまざまな反応がネット上で繰り広げられているのだ。 ■「明ら
西加奈子原作・明石家さんまプロデュースで話題の映画がEテレに登場!地上波初放送です。
『映画 ゆるキャン△』見てきた。 舞台は原作・TVアニメの数年後、名古屋の出版社で働いているリンのもとに、山梨県で地域振興の仕事をしている千明が訪ねてくる。リンの何気ない発言をきっかけに、富士川町高下地区にある使われなくなった施設をキャンプ場に改造する計画がスタートする。 キャンプ場のコンセプトは「再生」。なでしこ達5人は、慣れない肉体労働に悪戦苦闘しながらも、その場にある建物や廃材を有効活用しながら、キャンプ場作りを進めていく。 劇場版が原作・TVアニメと異なるのは、「衰退していく地方」と「町おこし・地域振興」という部分を全面的に押し出してきたことだろう。高齢化が進む農村、放棄された施設、廃校になる小学校。TV版に出てきたキャンプ場のような明るく暖かい場所だけでなく、どこか物寂しい地方の「現実」が描かれている。 そもそも、日本の地方都市や田舎を描いた作品は数多くあるが、地方の現実的な問題
「テレビアニメの劇場版」としても、「社会人物語」としても、最上級の作品を見届けた。7月1日より劇場公開されている映画「ゆるキャン△」が、そうだったのだ。 映画「ゆるキャン△」 7月1日(金)全国ロードショー 配給:松竹 (C)あfろ・芳文社/野外活動委員会 溢れんばかりのキャラクターへの愛と、そして優しいメッセージに触れ、終盤では涙がポロポロこぼれ落ちた。個人的に「トップガン マーヴェリック」をも超えて、2022年のベスト1候補の映画が本作である。「ゆるキャン△」を全く知らないという方でも、丁寧に紡がれた物語と、かわいいキャラクターが織りなすクスクスと笑えるコメディー要素、そして劇場のスクリーンで映える演出を大いに楽しめるはずなので、老若男女を問わず幅広い世代に見ていただきたい。 映画「ゆるキャン△」本予告 「その後」を描いた物語 テレビアニメ化だけでなくドラマ化もされた漫画「ゆるキャン△
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