▲東京では耳慣れないクマゼミの鳴き声がシャワーのように降り注ぐ。炎暑の路上で待つこと一時間あまり、西工場から4号機の牽く列車が姿を現した。'10.7.17 クリックするとポップアップします。 かつて都市部の工業地帯には大小さまざまなインダストリアル・ナローが息づいていましたが、さすがに21世紀に入るとその姿を拝むことは難しくなってしまいました。東京近郊では辻堂の関東特殊製鋼が姿を消してついに壊滅状態となってしまいましたが、阪神地区ではいまだに尼崎の住友金属でその姿を垣間見ることができます。 ▲西工場から東工場へ県道57号線を横切る4号機。松山重車輌工業(MJK)製の10tセミセンターキャブ・タイプのDL。'10.7.17 クリックするとポップアップします。 この尼崎をはじめ、安治川(大阪)工場や和歌山工場といった住友金属工業の主要工場にはそれぞれ独自の専用軌道が張り巡らされており、その実態