大きな話題となって現在公開中の映画『阪急電車 -片道15分の奇跡-』は、阪急今津線を舞台に、そこで生まれるさまざまな人生模様を綴ったハートフルなオムニバス映画で、その中で重要な位置を占めるのが西宮北口駅です。午前中に京都本線や嵐山線の取材を済ませ、午後は神戸本線の特急で一足飛びに西宮北口へと歩みを進めました。 ▲映画「阪急電車 ―片道15分の奇跡―」で圭一と美帆と出会いの重要なキーとなっているビルの上の真っ赤な鳥居。'11.3.24 西宮北口 クリックするとポップアップします。 まずご案内いただいたのが駅管理施設の屋上にある「お稲荷さん」。映画『阪急電車』をまだご覧になっておられない方には訝しく思われるでしょうが、実はこの「お稲荷さん」、映画の中では大きな意味を持って登場するのです。 地方から出てきて今津線沿線の大学に通う美帆と圭一。都会の生活に馴染めずに無意識のうちに人との間に壁を作って