筆者は1990年代後半のケータイバブルの真っただ中、青春を過ごした、いわば“ケータイ世代”である。高校生のときに初めてケータイを持ち、自分で着メロを作り、着うたの提供が始まれば、すぐに好きな曲をダウンロードした。 ケータイ向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が始まる前から、ケータイ向けの掲示板などで物を売ったり買ったりもしていた。それがきっかけで知り合い、いまだに関係が続いている友達もいる。 そんなケータイ中心の学生生活を送っていた筆者だが、2年前に「Windows Mobile」搭載のスマートフォンを手にしてからスマートフォンのみを使用している。現在は「iPhone」が愛用機。しばらく、一般のケータイ端末からは遠ざかっていた。 それが今回、久しぶりにケータイ端末を使うことになった。日経ネットマーケティング12月号で「売れるケータイサイトの作り方」という特集を書くためである