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ブックマーク / xtech.nikkei.com (134)

  • 人型モデルの扱いに特化、アバターの相互利用可能にするファイル形式「VRM」とは

    VRMとは、VR(仮想現実)向けの3D(3次元)アバターのファイル形式だ。VRMに対応したアプリケーションであれば、サービスを横断して同一のアバターを利用できる。 動画投稿サイト「ニコニコ動画」などを手掛けるドワンゴが、最初にVRMの仕様を公開したのは2018年4月のことだ。その後2019年4月に、ドワンゴに加えNTTドコモ(その後メタバース事業をNTTコノキューに分社化)やクラスター、HIKKYといったメタバース関連企業、ゲーム開発環境を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンなどから成る「VRMコンソーシアム」を設立。同コンソーシアムがベータ版を経て、2022年9月に「VRM1.0」の正式版をリリースした。 2018年当時はユーザーがアバターで動画を配信するVTuber(バーチャルユーチューバー)が登場し、盛り上がりを見せていた。VRMの開発に携わるVRMコンソーシアムの岩城進之介理

    人型モデルの扱いに特化、アバターの相互利用可能にするファイル形式「VRM」とは
  • Appleが発表したAR端末「Vision Pro」、アプリ開発者が感じた失望と期待

    米国時間2023年6月5日、米Apple(アップル)は世界開発者会議「WWDC23」を開催し、AR(拡張現実)対応のゴーグル型ヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Pro」(以下、Vision Pro)を発表した。新型半導体チップ「R1」を採用するが、重量などの詳細なスペックはまだ公開されていない。 筆者はVision Proの紹介動画を見て、当初は失望や戸惑いが複雑に交錯した。だが、それはやがて期待へと変化した。ここでは、アップルが「空間コンピューティングの時代にようこそ」と大々的に告知したこのデバイスについて、日の地から想像を巡らしながら考察してみたい。 過去の苦い体験を思い出した 筆者はヘッドマウントディスプレーにあまり良い思い出がない。過去にVR(仮想現実)を研究しようと「Oculus Rift Development Kit 2」を購入したことがある。正直に言う

    Appleが発表したAR端末「Vision Pro」、アプリ開発者が感じた失望と期待
    peppers_white
    peppers_white 2024/01/31
    頭部を拘束することへの対価に対してVRSNSなど被らないと絶対できない体験は本当に強かったなと思う、メガネ型も早く追いついてほしいがいつになるやら
  • サーモで見た「Meta Quest 3」の熱設計、強制空冷で表面温度を低く

    米Meta Platforms(以下、Meta)は2023年10月10日に単体動作型のVR(Virtual Reality、仮想現実)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Meta Quest 3」を発売した(図1)。日経クロステック分解班では早速これを入手し、分解してその構造や従来機種との違いを確かめた。今回と次回はまず熱設計での工夫を紹介する。 Quest 3はVR用HMDだが、Metaは今回、AR(Augmented Reality)/MR(Mixed Reality)機能を前面に打ち出したプロモーションを行っている。具体的には、HMDを装着し動画などを空中で再生したままパススルー映像で料理などの家事ができるといったことだ。内蔵カメラの映像を用いてHMDのディスプレー越しに現実の様子を確認できるビデオシースルー(パススルー)を使い、フルカラーで違和感なく現実の映像を提示することで、

    サーモで見た「Meta Quest 3」の熱設計、強制空冷で表面温度を低く
  • 半径1kmなら無線LAN通信が可能に、「IEEE802.11ah」とは

    2022年9月の改正電波法で利用できるようになった新しい無線LAN規格。通信距離が半径約1kmと広いのが特徴。農園や工場など、IoT機器を使った広いエリアでの監視やデータの収集がしやすくなる。 半径約1kmの長距離で通信できる無線LAN規格。2.4GHz帯および5GHz帯を利用する既存の無線LAN規格と異なり、920MHz帯の周波数帯を使用する。通信速度は最大で20Mbpsと、一般的な無線LANより遅いが、動画の送受信も可能だ。広範囲に設置したセンサーのデータや、監視カメラの映像を無線でやり取りする用途に適している。機器の設置や利用に免許は不要で、一般利用者でも手軽に導入できる。 広い範囲で利用できる通信方式として、これまでも「LoRaWAN」や「Wi-SUN」などの通信規格が策定されている。いずれも主にセンサーが扱う少ないデータの送受信が主な用途だ。そのため最大通信速度は数10kbpsか

    半径1kmなら無線LAN通信が可能に、「IEEE802.11ah」とは
  • 劇場やホールの音を設計段階で疑似体験、竹中工務店がVRと音響再現を同期

    パソコンに映し出された、設計中であるコンサートホールのイメージ映像。同じものを3次元のVR(仮想現実)空間に正確に再現し、映像をヘッドマウントディスプレー(HMD)をかぶって見る。同時に高性能なヘッドホンを身に着け、ホール内で聞こえる音の響きを疑似体験する。 今回のデジタル活用(デジカツ)は、HMDとヘッドホンを組み合わせた、建物内の音環境のバーチャル体験を紹介する。最近の大型複合施設には、劇場やホールを内包するものが多い。専用劇場だけでなく、大小様々なホールの建設ニーズは必ずある。その設計段階で最も気になる音の響き具合の検証に、フォーカスを当てる。 私自身がヘッドマウントディスプレーとヘッドホンをかぶり、コンサートホールの内観と音環境を目と耳で疑似体験している様子(写真:日経クロステック) 劇場やホールを建設する際、内部の音響が想定通りになっているかを、どうやって確かめたらいいのか。施設

    劇場やホールの音を設計段階で疑似体験、竹中工務店がVRと音響再現を同期
  • CESで超軽量HMDや簡単CGモデル制作、日本企業がメタバースで存在感

    他の参加者と自分のアバター(分身)を介して交流したりできるインターネット上の3次元(3D)仮想空間「メタバース」。経済活動の場としても大きな可能性を秘めているが、世の多くの人にとってはいまだに参加の敷居は高い。今回のCESでは、日企業による、その敷居を下げるための超軽量なハードウエアや安価なソリューションの提案が目を引いた。 「目標は世界最軽量。持ち運びができてスマートフォンのように気軽に使えるという提案を通じて、日常にXR*1の世界を持ち込みたい」(シャープ通信事業部新規事業推進部課長の岡卓也氏) *1  XRは「Extended Reality」もしくは「Cross Reality」の略。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった現実世界と仮想世界を融合する技術を通じて、新しい体験を作り出す技術の総称。 シャープは「CES 2023」で、軽量性と高精細映像を両立

    CESで超軽量HMDや簡単CGモデル制作、日本企業がメタバースで存在感
  • VR建築をスマホで持ち歩く、フォトグラメトリーのデータ共有術

    数あるVR(仮想現実)技術の中でも手軽に挑戦できる技術として注目しておきたい「フォトグラメトリー」。簡易な3Dモデルであれば所有するパソコンやデジタルカメラで試せるのが利点だ。連載では、VR事業などを手掛けるPsychic VR Lab(東京・新宿)の一岡洋佑氏が、フォトグラメトリーを使った3Dモデル作成のノウハウを解説する。今回のテーマは「作成した3Dモデルを第三者と共有する方法」だ。(日経クロステック) 作成した3Dモデルをどうやって第三者に見てもらうか、悩む読者も少なくないだろう。今回は、3Dモデルの共有方法について解説していこう。 最も簡単なのは、作成した3Dモデルのデータを相手に送信して、パソコンにインストールされているビューワーで閲覧してもらう方法だ。Windows 10のパソコンであれば、「3Dビューワー」というアプリが標準で搭載されている。 Windows 10のパソコン

    VR建築をスマホで持ち歩く、フォトグラメトリーのデータ共有術
  • 「CES 2023」で発表相次ぐ軽量VRゴーグル、過渡期ならではのメーカーの苦悩

    シャープやパナソニック傘下のShiftall(シフトール)などが、「CES 2023」に合わせて軽量のVR(仮想現実)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)を相次いで発表し、注目を集めた。いずれもHMD側にバッテリーやコンピューターを搭載しないことで軽量化を図っている。一方で現在はそれらを内蔵したスタンドアローン型がVRデバイスの主流であることも確かだ。一連の内容からはオールインワンの利便性と軽さをいかに両立するか、メーカーが苦悩している様子が見えてくる。 パナソニック傘下企業が軽量VR HMDを投入 米国時間2023年1月5日から米国・ラスベガスで開催された「CES 2023」。米国でのインフレや円安による航空・滞在費の高騰で筆者は今年も現地での取材がかなわなかったのだが、メーカーなどから現地での出展案内が多く届くなど、2022年以上にリアルイベントへの回帰が進んでいる印象を受けたことは

    「CES 2023」で発表相次ぐ軽量VRゴーグル、過渡期ならではのメーカーの苦悩
  • 野村不動産はアバター接客で気軽さ訴求、大手各社がマンションのメタバース営業

    野村不動産は、マンションや戸建て住宅の販売に活用するメタバース(仮想空間)を2022年11月11日に開設した。同社が21年9月に始めた、オンラインで住宅購入の相談ができるサービス「プラウドオンラインサロン」の中に、新たに設けた。 誰でも事前予約なしで、好きな時間に匿名でメタバースに入室できる。野村不動産コーポレートコミュニケーション部は、「利用登録やアプリのダウンロードなどが要らず、匿名で利用できるため、通常のオンライン相談やモデルルームへの来場に比べてハードルが低い。気軽に使ってもらえている印象だ」と手応えを口にする。 顧客は自身が選択したアバター(分身)を使い、メタバースに入る。アバターメタバース内を移動し、野村不動産が取り扱う物件の資料などを仮想空間内でいつでも閲覧できる。同時に入室できる人数は、最大25人だ。 平日の午前10時から午後5時までは、同社担当者のアバターメタバース

    野村不動産はアバター接客で気軽さ訴求、大手各社がマンションのメタバース営業
  • NTNがトルク損失半減の等速ジョイントを量産、「EVやHEVに最適」

    NTNは2022年11月、固定式等速ジョイント「CFJ」の量産を始めたことを発表した。自動車メーカー数社から受注を獲得したとしている。同社の生産する固定式等速ジョイント「EBJ」の基特性を維持しつつ、トルク損失率をEBJから50%以上低減したのが特徴だ。 等速ジョイントは、回転運動の伝達に使用する部品だ。入力軸と出力軸の間に角度があっても常に双方の軸が等しい速度で回転し、トルクを伝達する。近年、自動車業界では省燃費化・省電費化に向けた取り組みが進められるなか、等速ジョイントの高効率化のニーズが高まっているという。同社はCFJでこのニーズに対応した。 一般的な等速ジョイントはトルクを伝達する際、内部構造のボールがケージを押す力が一方向に偏ることで部品間に摩擦が起き、トルク損失が発生する。加えて、等速ジョイントの取り付け角度が大きくなるとボールがケージを押す力も大きくなり、トルク損失は増加す

    NTNがトルク損失半減の等速ジョイントを量産、「EVやHEVに最適」
    peppers_white
    peppers_white 2022/11/25
    EVがいくら構造が簡単といってもこういう技術が出てくると安全基準のボーダーラインになっていくんやろうなあと
  • 英Armが5Gやメタバースでも存在感、「低消費電力に強み」

    5G(第5世代移動通信システム)やメタバース(仮想空間)に向けた投資が世界で加速するなか、英半導体設計大手Arm(アーム)の存在感が高まっている。低消費電力のプロセッサー設計に強みを持ち、モバイル機器向けで世界トップのシェアを誇る同社だが、近年は自動車やサーバー、IoT(インターネット・オブ・シングズ)向けでも採用が広がっている。 アームはモバイル機器向けCPU設計に強みを持つ一方で、これまでサーバー向けでの存在感は小さかった。近年はプロセッサーの電力効率の高さが注目され、さまざまな分野で採用が進んでいる。アームでプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントを務めるIan Smythe(イアン・スマイス)氏は、「自動車やクラウドなどで低消費電力のニーズが高まり、アームの果たす役割が増えている」と説明する。 スマイス氏の主なコメントは以下の通り。 日市場におけるアームの戦略を教えてくださ

    英Armが5Gやメタバースでも存在感、「低消費電力に強み」
  • メタバースイベント成功に必要な「ならでは」の価値、PwCの調査で浮き彫りに

    PwCコンサルティングは自社で開催したインターネット上の仮想空間「メタバース」のイベントについて社員を対象とした調査の結果をまとめ、2022年9月20日に公表した。メタバースイベントに関する参加者の意識や課題が浮き彫りになった。メタバースならではの価値はどこにあるのか。 同社は2022年6月27~29日の3日間、メタバース上で全社員に向けイベントを開催した。2021年7月に策定した3カ年計画の浸透ぶりを確認したり、メタバースの可能性を図ったりすることなどを目的とした。 イベントのプログラムは3種類。1つ目は経営層による戦略やビジネスプランなどについての講演、2つ目は著名人や社員同士での交流が可能な対談ブース、そしてアーティストなどによるライブといったエンターテインメントのプログラムだ。前者2つ合わせて11、エンターテインメントが12の計23プログラムを用意した。 メタバースイベントの様子。

    メタバースイベント成功に必要な「ならでは」の価値、PwCの調査で浮き彫りに
  • メタバースに欠かせない「デジタルツイン」、効果抜群の事例まとめ

    2021年後半以降「メタバース」のブームが続いている。関連する要素技術は多岐にわたり、応用領域も幅広いため具体的な輪郭はいまひとつつかみづらいかもしれない。そうした中で、着々と実績を積み上げているのが「デジタルツイン」だ。 社会全体のデジタル化を目指すメタバースに対し、デジタルツインは物理空間のデジタル化と表現される。製造業や建設業を中心に活用が進んでおり、メタバースの盛り上がり前後から適用範囲が一気に広がっている。 仮想空間に構築した工場で製造ラインに影響を与えそうな改善策を試す。熟練の職人技をデジタルで再現して誰でも使いこなせるようにする――。ここでは、企業を中心に抜群な成果を上げた事例をまとめた。国や自治体でもデジタルツインの活用が進んでおり、メタバースの潮流と共にウオッチしておきたい。

    メタバースに欠かせない「デジタルツイン」、効果抜群の事例まとめ
  • グーグルがあの「Area 120」をリストラ、スターAI研究者の社外流出も相次ぐ

    Googleグーグル)にとっても、社内スタートアップの育成は容易ではないようだ。同社の社内インキュベーション機関「Area 120」で2022年9月中旬、14件あった製品開発プロジェクトのうち7件をキャンセルしたとの報道があった。 Area 120におけるプロジェクトのキャンセルは、米メディアTechCrunchが2022年9月14日(米国時間)に報じた。グーグルの広報はTechCrunchに対して、Area 120における開発のフォーカスをAI人工知能)関連に移行するためにプロジェクトを整理したと説明しており、グーグル自身もプロジェクトのキャンセルを認めた格好だ。 Area 120はグーグルの有名な「20%ルール」、従業員が勤務時間の20%を自らが決めたテーマに費やしても構わないというルールの中で生み出されたアイデアを、商用化に向けて育成(インキュベーション)するために設けた社内機

    グーグルがあの「Area 120」をリストラ、スターAI研究者の社外流出も相次ぐ
  • ARグラス世界シェア8割のNreal、1年1製品でApple参戦に対抗

    AR(拡張現実、Augmented Reality)グラス/スマートグラスは現在黎明(れいめい)期にある。コンシューマー向けARグラスで最前線を走るのが中国Nreal(エンリアル)だ。低価格で手軽に使えることから、「ARグラスの2022年上半期の出荷台数において約8割を占める」(同社)という最大手である。 今後巨大IT企業が参入するとみられるなかで、激戦市場をどのように制していくのか。ARグラスの可能性とは。中国Nreal 副社長 兼 日Nreal 代表取締役社長のJoshua Yeo(ジョシュア・イェオ、呂正民)氏に聞いた。(聞き手は久保田龍之介=日経クロステック/日経エレクトロニクス) まず、ARグラスの現状をどう見ていますか。 XR†技術がわれわれの「未来」であることは疑問がありません。スマートフォンの次(ポストスマホ)が、スマートグラスやARグラスです。 †XR=ARやVR(仮想

    ARグラス世界シェア8割のNreal、1年1製品でApple参戦に対抗
  • 写真で見るTGS2022ビジネスデイ初日、VRやメタバースの大型ブースに人だかり

    3年ぶりに幕張メッセでリアル開催となった「東京ゲームショウ2022」(会期は2022年9月15~18日)。ビジネスデイ初日を迎えた15日は大型ブースを中心に体験コーナーに長蛇の列ができていた。ここでは同日正午ごろの各社ブースのにぎわいをお届けする。

    写真で見るTGS2022ビジネスデイ初日、VRやメタバースの大型ブースに人だかり
  • 社員も仰天したメタ「Quest 2」値上げ、逆ザヤに限界

    「社員にとってもサプライズだった」――。米Meta Platforms(メタプラットフォームズ、以下メタ)のある社員は驚きを隠さない。同社がVR(Virtual Reality)ヘッドセット主力製品をいきなり値上げしたからだ。背景には、思い描いていたシナリオ通りにメタバース関連事業を展開できない焦りがある。 メタは2022年8月、VRヘッドセット「Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)」の価格を改定した。新価格は、ストレージ容量が128Gバイトの機種が399.99米ドル、同256Gバイトの機種が499.99米ドルと、いずれも以前に比べて100米ドルほど値上げした。

    社員も仰天したメタ「Quest 2」値上げ、逆ザヤに限界
    peppers_white
    peppers_white 2022/08/20
    社会情勢が原因なので苦境を達したらまた値下げしそうだなと思う
  • ラズパイの製造・販売からRS Componentsが撤退、ラズパイ品薄への影響は?

    格安PCボード「Raspberry Pi」(ラズパイ)の主要な販売元だった英RS Components(以下、RS)が、ラズパイの製造・販売から2022年6月末で撤退したことが明らかになった。 これまでラズパイは、RS(製造は関連会社のOKdoが担当)、element14(英Premier Farnellの子会社)、英Raspberry Pi財団の3つの製造元(ブランド)が供給していた。このうち、RS(OKdo)のブランドがなくなり、今後は残り2つのブランドだけになる。 ただし、ラズパイの日の一次代理店であるケイエスワイ(KSY)代表取締役の山下慎二氏は、「今回の件はラズパイの生産量全体には特に影響しないだろう」と語る。ラズパイはどのブランドも、ほぼ全量をソニーが委託を受けて生産しているためだ。 ラズパイは世界での需要が高まっているのに対し、半導体不足などから製造が追いつかず、品薄の状態

    ラズパイの製造・販売からRS Componentsが撤退、ラズパイ品薄への影響は?
  • 空飛ぶクルマはハイブリッドが現実解、ホンダもガスタービンに注力

    「現在の電池性能では、顧客に提供できる価値が限定的なものになる。当社の市場調査結果では、顧客ニーズは都市間移動に必要な航続距離400kmまで幅広く存在する。この幅広いニーズに対応するには、小型・軽量・高信頼性という特徴を持つガスタービンハイブリッドエンジンが最適と考えている」 2030年ごろの空飛ぶクルマ、いわゆるeVTOL(電動垂直離着陸)機の事業化を目指して開発を進めているホンダは、現状のリチウムイオン/リチウムポリマー電池の性能は、eVTOLビジネスを格展開していくのには不十分とみている(図1)。 航続距離として最大400kmを目指し、都市間移動での適用を狙う。2023年ごろに米国で試作機を飛ばし、2025年には米国でハイブリッドエンジンの機体を飛ばす計画。事業化にゴーサインが出れば米連邦航空局(FAA)での認証取得を目指すという(写真:日経クロステック) ホンダだけではない。20

    空飛ぶクルマはハイブリッドが現実解、ホンダもガスタービンに注力
  • イーロン・マスクが夢見るトンネル超高速掘進の現実味

    Twitter(ツイッター)の買収騒動で注目を集める起業家のイーロン・マスク氏。日ではあまり知られていないが、「ループ」と呼ぶ新たな交通システムの実現に向けて、地下トンネルの建設コスト削減や超高速掘進に挑んでいる。コストは従来の10分の1、掘進速度は日で高速掘進と呼ばれるスピードの数倍から10倍程度が目標だ。マスク氏の構想は土木の素人による夢物語なのか、検証してみよう。 イーロン・マスク氏が設立したトンネル掘削会社の米ボーリングカンパニーが2017年に公開した動画の一部。都市の地下に張り巡らしたトンネル内を、電動のモビリティーが疾走する(資料:The Boring Company) 2022年4月20日、マスク氏に関する興味深いニュースが流れた。同氏が設立したトンネル掘削会社の米The Boring Company(ボーリングカンパニー)が、投資家から6億7500万ドル(約880億円

    イーロン・マスクが夢見るトンネル超高速掘進の現実味