新居に引っ越して4ヶ月。ようやく書斎ができた。 右下にあるのは竹、踏むもの 書斎。なんちゅう大人の響き……。 当方、野良物書きとして今年で7年目になるのだけれど、独立した書斎を持つのはこれが初めてなものでして。書斎が完成した翌日、まだペンキ臭い部屋に朝日が差し込んで来たとき、あまりの夢の景色に感涙しながら吠えてしまった。 これまでは諸事情により台所の片隅で書いたり、リビングの片隅で書いたりしていて、まぁパソコンさえあれば文章なんて書けるんですけれども、問題は私が良い主婦になりたい願望が強めの女であったこと。 さぁ書くぞ! と意気込むも視界の先のシンクには溜まった皿。ソファの上には取り込んだ洗濯物。「30分家事してから書くか……」となり、なぜか1時間後には重曹でせっせとシンクの汚れを落としている自分がいる。解せぬ。なぜ人は忙しい日に限ってシンクの汚れを落とすのか。というか〆切過ぎてるんだが。