鹿沼市内の小学校で6月下旬、クラス担任を務める30代の男性教諭が、マスクを忘れた給食当番の2年生女子児童に「つばが飛ばないように」と口にガムテープ(縦約3センチ、横約5センチ)を張っていたことが2日、同校への取材で分かった。学校は「不適切な指導方法だった」として、男性教諭が女児と保護者に謝罪したという。 学校などによると、女児は給食当番だった6月24日から27日までマスクを持参するのを忘れた。男性教諭は連日指導していたが、27日の給食配膳の際、クラスにあったガムテープを口に張った。 男性教諭は「人権上良くない」と思い、1分間ほどでガムテープをはがし、ポケットティッシュの紙をマスク替わりにセロテープで留め、約10分間作業させたという。