愛という言葉は世の中に溢れていて やっぱり言葉のパワーがすごいから なんとなく散りばめられているだけで ほわっとしたり 胸がぎゅっとしたり 気持ちが動かされる。 だけど 私の中のあまのじゃくが黙っていてくれない。 「愛」なんて簡単に語るなよと。 私の中にいつもいる あまのじゃくさん。 この人は 私の性格を悪くするので出ていってほしい だけど 私という人間の芯になっているから 出て行かれると誰だか分からなくなる。 この人のおかげで私が私でいられる。 そう考えると私の大部分はあまのじゃくか。 そう それで 愛という言葉に対して 強く求める気持ちもあれば 同時に腹を立てる気持ちもある。 私のような人生を送ってきた人間は まさに「愛」に振り回されてきたから。 なりふり構わず愛だけを求めて 本当にそれ以外は捨て去ってしまうという人生。 今となって分かるのは 人生なんて 「愛」以外の要素がほとんどを占