→紀伊國屋ウェブストアで購入 「MTTとサンフランシスコ響の挑戦」 マイケル・ティルソン・トーマス(しばしばMTTと略称される)は、レナード・バーンスタイン亡きあと、アメリカのクラシック音楽界を担ってきた鬼才のひとりだが、本書(潮博恵『オーケストラは未来をつくる』アルテスパブリッシング、2013年)は、MTTとサンフランシスコ交響楽団がどのようにクラシック音楽の未来を切り開こうとしているのかに焦点を当てた好著である。 私がMTTの演奏を初めて聴いたのは、彼がロンドン交響楽団の首席指揮者をつとめていた頃だから、ずいぶん前の話である。MTTの指揮ぶりには好感をもったが、その頃はまだカラヤンやバーンスタインが健在だったので、正直MTTの録音や演奏を注視する暇はなかった。本書を読む限り、著者がMTTにとくに関心を寄せるようになったのも比較的最近のこと(2006年12月、MTTとサンフランシスコ響を
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