軍隊の図書館−超大型航空母艦における図書館の発達状況− アメリカ合衆国には,空軍137,陸軍194,海軍154,合計485の「軍隊図書館」がある。 軍隊図書館の各館はそれぞれ,総合図書館,専門図書館,科学技術研究図書館,医学研究図書館,法律学術図書館として図書館サービスを提供している。各館は独立してサービスを行うが,国防総省図書館小委員会をはじめ,各種図書館関係団体を通じて交流がなされる。 海軍については,海軍図書館調整官が資料の共同利用の促進,技術指導,各図書館の連携を所掌する。「海軍総合図書館計画」は海軍および海兵隊の各総合図書館より構成されている。この計画により,海軍の図書館と海兵隊の図書館に対する支援,小規模の戦艦および潜水艦の参考図書やペーパーバックの収集が行われる。そして,地域図書館は技術指導と援助を行い,艦隊と沿岸警備隊の計画の調整を行う。 超大型航空母艦においては,図書館技