東大を目指す予備校生だったものの覚醒剤と出会い、ヤクザの道に進んだ末に逮捕。その後、一念発起して司法試験に挑み、弁護士になった諸橋仁智氏(46)。 そんな彼に、ヤクザになるきっかけとなった“アニキ”との出会い、覚醒剤販売で月に300万円を稼いでいたヤクザ時代、覚醒剤の深みにハマる原因になる“味見”などについて、話を聞いた。(全3回の2回目/続きを読む) 雀荘で出会った、ヤクザ界に入るきっかけの“アニキ” ――東大を目指すも2浪して、成蹊大学へ。学校には馴染めましたか? 諸橋仁智(以下、諸橋) 1年生で4単位しか取れなくて、2年生になって早々に中退しました。予備校のワルい先輩がけっこう成蹊にいたんですよ。僕みたいに東大に行けなかった浪人生が。その先輩に誘われて入ったゴルフサークルは楽しかったですけどね。 ――ヤクザの世界に入るきっかけとなった“アニキ”とは、大学に入ってから出会ったのでしょう