「ここには大学側も口を出してこない」(白川さん)という、キャンパス内の“治外法権エリア”。だめライフ愛好会には部室がないため、調理器具や工具などの持ち物はブルーシートをかぶせてここに置いている。鍋パーティーに使うIHヒーター2台のうち、1台は盗まれ、1台はコードを紛失したようで、白川さんは困り果てていた 「創造的な逸脱をやりたい」 不要不急なことだからこそ、全力で楽しむ。そんな学生ならではの豊かさと特権を奪われたことへの、せめてもの逆襲なのかもしれない。 同様の活動は他大学にも広がっているようで、Xのアカウントを見る限り、一橋大、早稲田大、筑波大、学習院大、立命館大など、ざっと40以上の大学のだめライフ愛好会が確認できる。白川さんによると、一人~数人で活動している会が多く、コミュニティーの規模としては、東大は大きい部類に入るそうだ。 会の概要について一通り話を聞き終えたところで、気づけばブ